CG PLAN
CGイメージによる
プランのご提案
某マンションリノベーション
ヒアリング&コンセプト
- 持ち家なのでリノベーションで自分好みにしたい
予算は500万円(家具は別途)
LDK及び和室をメインとしたプランニングとなった
- コンセプトは視線の遮りと広がり
PLAN VIEW
平面図のご提案
Before
- 既存平面図
- 既存平面図 3LDKの間取り 床面積は68.35㎡=約20.65坪
After
- 提案プラン
毎回プランを練る時1番気になるのはコストと利便性である。 今回のプランはほとんど間取りは変えずにキッチンとリビングとの壁を取り除きキッチンを対面式セパレートキッチンへ、和室を4枚引き込み戸にする。 これがメインのプランニングとなった。 洋室、サニタリー、ユニットバス、トイレは修繕からの装飾及び什器の交換等の施工となる。
ここで間口の話をするが一般的にLDKの間口は尺モジュールだと芯々3640㎜在来工法の場合内法は約3405㎜となる、この間口の中にW=2550のキッチンをセットすると通路は855mmこれが一般的なLDKの形となる、下図参照。
この間取りの場合気になるのはトイレから出た時の視線である、トイレのドアを開けるとキッチン…場が悪いというか気持ちの良い視線の合い方ではない、家族ならまだしもお客様だとばつが悪いことこの上ない。 水回り全般の間取り変更をするならばこの問題を考慮してのプランニングになるが、今回はコスト面も考えてのプランニングなので大幅な間取り変更はできない。
そこでトイレの前に間仕切りをと考える、視線を遮りながらも透過する素材を探す事にした、今回提案したのは「花ブロック」沖縄発祥の建築資材、戦後生まれで軍の施設や住宅などの建設を目的に米軍の沖縄地区工兵隊が製造機を導入したのが最初、光や風を通しながらも目隠しになるとして普及した部材である、型抜きのデザインも豊富で100種類以上オリジナルデザインにも対応している、角丸三日月型を使用した。この素材光に当たるとその陰影がとても美しい、好きな素材のひとつです。
花ブロックを間仕切り壁に使用したため間口が狭くなってしまうW=2550mmのキッチンは入らない、そこで対面式セパレートキッチンカウンターを考案、ダイニングカウンター設置型5人収容のオリジナルキッチンとなった。
コンセプトである「視線の遮りと広がり」であるが、花ブロックと和室の引き込み戸で表現出来たかどうか下図パースで確認してほしい。
3D IMAGE PLAN
ご提案例
- 全体パース1
- リビングと和室4枚引き込み戸を閉めた場合
- 全体パース2
- 全体配色はグレー花ブロックの素地の色を活かす、インテリアで色を足す
- 全体パース3
- 4枚引き込み戸開ける、視線の広がりを感じる空間
- リビング・和室
- 引き込み戸により開放的空間に
- 和室からリビングを見る
- 和室壁面にはロクタ紙を使用(ネパール産の伝統ある手漉きの紙)
- ダイニングキッチンを見る
- 花ブロックの陰影と存在感
- キッチンからリビングを見る
- サブウェイタイルと花ブロックの対比
- キッチンからトイレを見る
- 視線の遮り