ペレットストーブのある暮らし

「ペレットストーブ」という暖房器具をご存知でしょうか。
木質ペレットという木材を圧縮して作った燃料を燃やして使うストーブです。
我が家はペレットストーブ歴13年。
今回は、長年使っていても褪せることのないペレットストーブの魅力と、導入前に知っておいていただきたいポイントをお伝えします。

●ペレットストーブの魅力
焚き火やキャンドルなど、炎のゆらぎを眺めることによって得られる癒やしの効果は、多くの方が体験されたことがあるはず。
炎に照らされたリビングでの団らんに憧れを抱いてペレットストーブを導入しましたが、13年経った今も、ペレットストーブに火が入る度にうっとりしています。
炎が見えるストーブといえば「薪ストーブ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
薪は取り扱いや保管場所、排煙の問題もあり、住宅街での導入にはハードルが高く感じますが、木材を圧縮して作られている木質ペレットは、取り扱いが容易で薪ほど保管場所を必要としません。
薪ストーブと同様にペレットストーブも外へ排煙しますが、燃焼効率が良いので煙やにおいが少なく、住宅地でも安心です。
また、木質ペレットは間伐材やおがくずなどの木材から作られた環境に優しい燃料です。
国内でも生産されているので、エネルギー問題の面からも頼もしく、魅力的な存在です。

●ペレットストーブ導入前に知っておきたいこと
薪ストーブよりも手軽に火のある暮らしを実現出来るペレットストーブですが、それでも従来の暖房器具と比べると、気をつけなくてはならない点が多いです。
中でも私が現在進行形で不便を感じているのが次の2点です。

・木質ペレットの入手方法
木質ペレットはネット通販やメーカーからの直接購入が出来るので、その場合は運送業者が家まで運んできてくれます。
使用時間や気温にもよりますが、冷え込みの厳しい日などは10㎏を1日で使い切ることもあるため、玄関まで運んできてもらえるのは本当にありがたい反面、重量があるため輸送費用は相当かかります。
木質ペレットの取り扱いがあるホームセンターへ自ら買いに行けば輸送費用はかかりませんが、車への積み卸しはなかなかの重労働です。
また、どこのホームセンターでも扱っている訳ではないので、ペレットストーブを導入する前に、木質ペレットをどのように調達するか、しっかり調べておく事が大切です。

・掃除する時に灰が飛ぶ
ペレットストーブは少量ではありますが灰が出るため、庫内の灰をこまめに取り除く必要があり、掃除する際は気をつけていても細かい灰が舞ってしまいます。
家族が最もくつろぐ場所にと、我が家ではリビングにペレットストーブを設置しましたが、テレビやゲーム機などの上に思った以上に灰が積もっていることがあります。
故障の原因になりそうで気になりますが、排気筒(煙突)があるペレットストーブの移動は容易ではないため、設置場所をよく考えるべきだったと感じています。

不便なこともありますが、炎の揺らぎを間近に感じながら過ごすおうち時間は格別です。
インテリアとしての魅力も高いので、暮らしを演出するアイテムとしてもおすすめします。

収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 上野 友香子
https://angeluxes.co.jp/

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