ケトルやフライパンなどなじみのある日用品。思い浮かべると一番初めにイメージするのが丸い形ですよね。実は収納の視点から見ると、丸い形はデッドスペースが生まれて非効率であることが多いのです。そして見た目にも、丸より四角のほうがスッキリ揃って見えるというのも大きなメリット。そこで今回は収納するという視点から選ぶ、四角いキッチングッズのご紹介です。
●収納性から考えられたケトル
*燕三条キッチン研究所のHPより画像をお借りしています
まず見た目にびっくりするのが四角くてフラットなケトル。ケトルといえば、丸いボディに長い注ぎ口がついているのが一般的ですよね。そしてその独特の形ゆえに収納も場所を取り、キッチンでも置き場に悩むものの上位ではないでしょうか?実際に我が家では「お湯を沸かすのはお鍋で代用できるのでは?」という考えから数年前にケトルを手放した経験があります。こちらのケトルは従来の形からくるデメリットを1つ1つ見直し、改善された優れモノ。持ち手を除く本体の高さが5㎝のスッキリボディで、キッチンのわずかなすき間に縦置きにすることが可能。そしてふつうのケトルに比べて火と接する底面が広く、沸騰までの時間もスピーディーに。
*燕三条キッチン研究所のHPより画像をお借りしています
お湯を沸かすだけでなく、麦茶やだしパックなどを煮出した後、そのまま冷蔵庫にストックできるように設計されている点も、冷蔵庫の中で保存容器を積み重ねられることができ、冷蔵庫のスペースの有効活用も可能です。
●自立する四角いフライパン
*sutto HPより画像をお借りしています。
四角いフライパンといえば、つい卵焼き専用と思いがちですが、最近じわじわと人気が出ているのが株式会社ドウシシャの四角いフライパンsutto。一番の特徴は「自立する」こと。一般的な丸型のフライパンを使っている方の多くが、ファイルボックスなどの収納用品を使ってキッチンに収納されていると思います。suttoの場合、フライパン自体が自立するので収納用品がいらず、キッチンの引出しの中でも省スペースで収納可能です。また、四角い形のおかげで角ができ、お湯や具材が注ぎやすいなどの二次的なメリットも。ただし、チャーハンや炒め物などは丸いほうが炒めやすいという意見もあり、丸型と併用するのがおすすめです。
購入してからどうやって収納しようかと考えて頭を悩ますより、こんな風に収納したい!というイメージをふくらませてから、モノを探すのもすっきり暮らす方法の1つ。まずは身近な「四角」からトライしてみませんか。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 森本智子
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