家を建てる時こそ、収納計画が大切です。
ご家庭ごとに所有物や買い物頻度が違い、物量や使い方に合わせた収納を新築時に造っておくことで、日々の家事のしやすさや片付けの効率がぐんとアップします。
今回は、間取り検討中での収納計画のポイントを紹介します。
持ち物・大事なものを見直して把握する
まず収納計画には「把握すること」が大切です。
・家族それぞれの必要な物
・買い物の頻度とストック品の量
・スペースをとる備蓄のサイズ
(米、飲料、ケース買いの商品など)
・掃除機や季節家電、季節の飾りなどのスペースを要する物
・趣味グッズ
・日常生活で使うもの(タオル、洗剤、化粧品など)
ネットでおすすめの収納量が必ずしもご家庭に合うとは限りません。
箇条書きや一覧表にして書き出すとわかりやすいでしょう。
物量を確認することが上手な収納計画の第一歩となります。
動線上に収納を造る
次に「一番使いやすい場所がどこか」を考えてみましょう。
靴は玄関、食器はキッチン、タオルはお風呂場廻りや洗面室が基本ですが、他の場所で使うならそこにも収納があると便利です。
また、家事動線も大切です。例えば洋服を洗濯~干す~片づける~使う、という流れではクロゼットはどこが便利でしょうか。
各居室では個人が使いやすい動線となり、ホールや洗面室からアクセスできる場所や、ランドリースペースに近い場所にあれば物干しや片付け重視の配置です。
どの動線が重要なのか、事前に検討して決めておくと良いでしょう。
場所ごとの収納のおすすめ
①靴箱
大人の靴は一足あたり奥行22〜28cmほどです。子ども靴は成長によりサイズアップするため、大人と同じスペースを確保しておくと良いでしょう。
幅90cmほどでは1段4~5足くらいが目安です。靴の量や、種類ごとの高さに合わせやすい「可動式の棚」がおすすめです。
消臭対策や靴のお手入れグッズを収納できるスペースも確保すると、靴箱をより機能的に使えます。
②パントリー
食品や日用品をストックするパントリーは、帰宅後の動線上にあると良いでしょう。
奥行は収納かごを置ける30〜35cmが目安ですが、家電も入れるようでしたら家電に合わせた奥行が必要です。
よく使うものは目線の高さに、重いものは下段にすると取り出しやすくなります。
非常食を定期的に入れ替えるローリングストックも取り入れると、防災対策としても安心です。
こちらも「可動式の棚」を採用すれば、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。5段以上あると便利です。
③洗面室
タオルや洗剤、日用品を収納する洗面室には、2段以上の棚と、引き出し収納を置くスペースがあると便利です。
タオルや洗剤をすぐに取り出せるオープン棚、化粧品やヘアケア用品をまとめられる引き出し、家族それぞれの小物を分けて収納できるボックスを活用すると、スッキリ片付きます。
ランドリーバスケットの収納スペースも考えておくと、より使いやすい空間になります。
④クロゼット・ウォークインクローゼット
クロゼットには造り付けの棚とパイプハンガーが便利です。
奥行は70~90cm、幅120㎝以上の幅があると◎。WICであれば通路スペースを70㎝以上足します。
パイプハンガー高さを200㎝にしてブランコハンガーを取り付ければ、吊るす収納が増やすことが出来ます。
「LIXILヴィータスパネル」のように、必要に応じて棚やパイプを取り付けられるシステム収納もおすすめです。
※画像はLIXIL HPよりお借りしました。
収納を工夫すると、暮らしがもっと快適になります。わからない時は収納のプロに頼るのも◎!
住みやすい家づくりのためにしっかり事前計画してくださいね。
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