第79回 About C4DL コラム「ハウジングフェス 君がいる家~愛犬と未来をすごす20代が建てた家~」

今回は2月15日~16日にハウジングフェスが行われた、千葉県八千代市K様邸「君がいる家~愛犬と未来をすごす20代が建てた家~」をご紹介します。

ともに20代のK様ご夫婦。勤務地である都内へのアクセスよりも、建物にこだわりたいという思いを受け、土地探しからC4DLと行い、機能的で住みよい家が完成しました。早速拝見してみましょう。

シンプルながらも、きちんと個性的な外観

すっきりとしたシンメトリーの外観は、これまでの個性的なC4DLのデザインとは異なる印象を与える。外壁のホワイト部分はガルバリウム鋼板、グレー部分は新採用の「SOLIDO」(ソリド)を使用。落ち着いた雰囲気を演出するだけでなく、セメントの質感を生かし、時間経過とともに変化する風合いを楽しむこともできる。

シンプルな中にも、遊び心を忘れないのがC4DLの家。気になる部分の目隠しにもなる「花ブロック」をあしらい、さりげなく個性を主張している。

ファサード部分の外壁は、レッドシダーのウッドパネルで自然の温もりを感じるデザインに。軒は控えめながら、雨天時、駐車スペースに停めた自家用車のトランクから荷物を取り出すシーンなどで重宝するという。

玄関ドアの反対側には、外水栓を設置。愛車の洗車や、散歩後に愛犬の足を洗い流すなど、多様な使い道があり、便利に活用できそうだ。

いつでも、互いの存在を感じる間取りに


玄関のドアを開けると、2.5帖の広々としたエントランスが広がる。右手側は、靴や上着などをたっぷり収納できるシューズインクローゼットのほか、洗面台とトイレを備えるホールにつながっている。


デザイナーの後藤宏樹さんは「バスルームを2階に持って行ったことで実現した間取り」と話す。脱衣スペースのために必要な仕切りがなくなる事により、帰宅後に上着や靴などを片づけた後、手洗いまで進める機能的な動線が実現した。

玄関を入ると右手は先ほどの洗面所を備えるホールが広がり、正面にはガラス窓から土間とリビングが見える。将来、柴犬を飼いたいというK様ご夫妻。愛犬が普段過ごすスペースとして、通り土間を採用した。壁に作り付けた収納の下部分には、ケージを置く想定の空間を確保。気になる犬の毛も、低くなっている土間部分に集まり、掃除もしやすい工夫がされている。


玄関から土間まで段差がないため、大きな荷物やベビーカーなども、そのまま入れるのがうれしい。

約17帖のLDKは南向きで、窓からは温かく明るい日差しが差し込む。

南向きのリビングと言えば大きな窓、というイメージがあるが、この家の窓は控えめな印象。高橋さんは「この窓から見える雑木林が、いずれ分譲地になることにも配慮した」と話し、後藤さんは「庭がなくても、庭を感じられる窓があれば十分」と説明する。

「キッチンは、一番好きな場所です」と話すご主人。ご夫婦で料理をされることもあるため、2人が行き来するのに十分なスペースを取っている。ここにも窓があり、ライトをつけなくても十分な明るさがある。

リビング階段の下は、パントリー兼収納スペースとして活用する。奥行きもあり、ご主人の趣味であるゴルフ用品もすっきりと納めることができる。明り取りの窓があるのもうれしい。「最初は外階段でデザインしたが、どうしてもデッドスペースが生まれる。リビング階段に変更したことで、スペースを余すことなく有効活用できてよかった」と後藤さんは話す。

2階に上がった先は、3.5帖のホールが広がっている。南向きの大きな窓から暖かな光が入り、心地の良い空間だ。

階段の右手にはバスルームが設置されている。入り口には収納スペースがしっかりと取られていて、バスタオルやシャンプーなどのストックに困ることはない。

5.2帖の主寝室には、壁一面に奥行きのあるクローゼットを設置。2人の衣類や荷物もすっきりと収納できる。

南側には書斎スペースがあり、リモートワーク中心の奥様のワークスペース兼、ご主人がゲームをする時に使用する部屋となる。4歳からピアノに親しむ奥様が「久しぶりにピアノを弾きたいので、実家から電子ピアノを持って来て、ここに置く予定」とうれしそうに話す。

南向きの4.5帖の部屋は、将来新しい家族が増えた際に子ども部屋となる。

ここにも大きな窓があり、明かりも温もりもたっぷりと取り入れることができる。

C4DLに決めた理由とは

C4DLとの出会いは1年半ほど前、家づくりのポータルサイトで資料請求をしたことだという。

当時入居していた都内のマンションの契約更新が近づき、「このまま2人でこの部屋に住み続けるのか?」と考えたご主人。お2人で家づくりも含めたライフプランを新しく設計し、家を建てた友人から「大手メーカーのほか、地域に強いハウスメーカーもあるので調べてみては」とアドバイスをもらったり、口コミを調べて資料請求したり、住宅展示場を訪れたりと積極的に情報取集を行った。

「まず最初に参加したのが、ちょうどその時期開催していた『C4DLハウジングフェス』でした」と振り返る奥様。その後、住宅展示場で大手ハウスメーカーのモデルハウスを2軒見学したものの、心が動かなかったという。

ご主人は「C4さんのハウジングフェスを見学した時、住宅プランナーの高橋邦生さんが最初から最後まで案内してくださり、とても親切だったことが印象に残っています」と話す。

デザインから現場まで一括で取りまとめるコンパクトなチーム体制に信頼を感じ、「初めからC4さんに決めていた」という奥様と、その後も慎重に検討を続けたご主人。先述の友人から注文住宅と建て売りのメリット・デメリットの話を聞くなどし、「アレンジできないと自分たちに合わない」と方針を決め、土地探しからC4DLと二人三脚で行った。

高橋さんは「利便性より、建物にこだわりたいという思いを受け、土地探しを始めました。最寄駅から建設予定地までの道順を動画で撮影し、SNSでシェアすることで、ご本人だけでなくご両親などとも情報を共有できました」と話す。

C4DLだからこそできる細やかな気遣いが、お2人の心をしっかりと捕えたと言えるだろう。

デザイナーズハウスに住む、という選択肢

今回設計・建築したK様邸は、C4DL初の標準仕様をベースとしたプランとなった。天井や、クロス、ダウンライトやキッチン設備などをカスタマイズしないことで、費用を抑えた注文住宅を若い世代に選んでもらう事をコンセプトとしている。

ご主人は「間取りもほとんどそのままで、階段の位置やバスルームの場所などの変更は、予算の範囲内で対応してもらえました」と振り返る。奥さまは「どの時期にどういうお金が必要か、細かいシミュレーション表を高橋さんが用意してくれて、それがとても分かりやすかったですし、全体を把握できるので有難かったです」と話す。

後藤さんは「限られた土地を最大限有効に利用できたと思う。住む人にとっての最適を考え、機能的な空間に仕上げられた」と笑顔で話した。

「君がいる家」

最後に、今回のハウジングフェスのタイトル「君がいる家」について尋ねた。後藤さんは「若い二人がお互いの存在を感じ、大切にしていける家。そして、これから迎える予定の犬をメインとし、家族がいつも一緒にいられるよう工夫しました」と話す。「今後、子どもに恵まれた時に、コミュニケーションを尊重しながら、互いのプライベート空間も大切にできる間取り」と、時代に合わせたコミュニケーションも視野に入れ、デザインしていったことを話してくれた。


(左から)後藤さん、K様ご夫妻、C4DL菊池さん

いかがでしたでしょうか。

見学会の終盤、後藤さんに勧められて、クロスを貼る前のボードに日付や名前を書き込むお2人の仲睦まじい姿が印象的でした。20代、30代、さらにその先の世代も、機能的な間取りと動線の家で、家族の存在を感じながら快適な暮らしを送ることでしょう。

次回のハウジングフェスは夏ごろに市川市で開催予定です。2階リビングの家とのことで、デザイン面や機能面など、どんなお宅なのか今から楽しみですね。予約方法や開催日時など、詳細はホームページでご確認ください。
株式会社フィット 中山亜貴子でした。

 


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