書類だけでなく、キッチンやストック収納でも大活躍のファイルボックス。
みなさんもひとつやふたつ、お使いではないでしょうか。普段何気なく手に取っている商品ですが、詳しく比較することはないのでは?
そこで、収納用品が大人気の無印良品、IKEA、カインズホームのファイルボックスの作りを比べてみました!
ちょっとした違いで、使い勝手がうんと良くなるヒントがあるかもしれません。
微妙に違うサイズ感
各メーカーの詳細なサイズは…
今回比べてみたのは、
①無印良品 ポリプロピレンスタンドファイルボックス
②無印良品 ワンタッチで組み立てられるダンボールスタンドファイルボックス
③IKEA TJENA
④カインズホーム ファイルケース
以上の4点。
写真は各メーカーHPよりお借りしています
両メーカーのサイトを参考にサイズを比べてみました。
①幅10cm×奥行27.6cm×高さ31.8cm
②幅10cm×奥行28cm×高さ32cm
③幅10cm×奥行25cm×高さ30cm
④幅11㎝×奥行24.75cm×高さ31.7cm
と、数字を比べるだけでも少しずつサイズが違うのが分かります。
収納場所とボックスのサイズがちょっとだけ合わない!なんて時は
他メーカーも探してみるとフィットするものが見つかるかもしれませんね。
使い勝手を左右するのはサイズ表記ではわからないココ!
立ち上がりの高さがポイント
購入時にぜひ注目していただきたいのが前面の立ち上がりの高さです。
立ち上がりが低いものは書類を斜めに取り出しやすく、棚の中に置いた際もボックスをちょっと手前に引き出せば取り出しが可能です。
一方、立ち上がりがあるものは、上に向かって引き上げるような動作が必要になります。その分、棚上に高さが必要。
あるいは、ファイルボックスを一度取り出すと出し入れしやすくなります。
しかし、目隠しになる部分が広いので中身をあまり見せたくない…という場合にオススメです。
実はこの前面の高さは、なかなかホームページでなどで記載されていないことが多いんです。
ちなみにカインズホームのファイルケースは立ち上がりがなく出し入れはとてもスムーズ。その代わり目隠しがないので少々煩雑に見えてしまうというデメリットも。見た目をスッキリ見せたいか、取り出しやすさを優先したいか、どちらの優先度が高いかに合わせて暮らしに合ったものを選ぶと日々のストレスも減ります。
見た目を左右する背面の穴
IKEAのTJENAの背面穴は意外と広い
色や素材、デザインに加えて、背面に空いている穴の違いに注目をしたことはありますか?
実は、この違いが意外と見た目を左右します。
大きく穴の空いたIKEAのTJENAは、こちらの面を前にして収納するとかなり中身が見えてしまいストレスポイントになってしまうことも。
目につく場所に置く場合や、スッキリさせたい時には、なるべく穴の小さいモノを選ぶといいですね。
しかもTJENAは紙製。ここに指をかけて引き出す動作を繰り返すと、プラスチック製に比べ少し強度に不安があるかもしれません。
紙製は比較的安価で、使わない時に簡単に畳んでコンパクトにできるのが魅力のため、一時的な保管や収納のお試しにはピッタリです。
ポリプロピレンは、洗えるのでキッチン収納にオススメ。
作りもしっかりしているので、重さがあるものを入れても安心です。
お部屋の印象を左右する色
清潔感のある白か、かっこよさの黒か、ナチュラル派のベージュか
①無印良品 ポリプロピレンスタンドファイルボックス 3色(ホワイトグレー・クリア・ブラック)
②無印良品 ワンタッチで組み立てられるダンボールスタンドファイルボックス 2色(ベージュ・ダークグレー)
③IKEA TJENA 1色(ホワイト)
④カインズホーム ファイルケース 2色(オフホワイト・ブラウン)
このように各メーカー、王道のホワイト系から濃いめのダークグレーやブラウンまで、インテリアに合わせて選べる色の選択肢があります。ナチュラルなお部屋なら紙素材のベージュも合いますね。最近無印良品から発売されたポリプロピレンそっくりな硬質紙製のファイルボックスも。
木の家具が多いインテリアにはこちらの硬質紙製の方がなじみますね。
一見同じファイルボックスでも、ちょっとした違いが、使い勝手を大きく左右します。
どこに置くのか、何を入れるのか。自分に合ったファイルボックス選びの参考にしてくださいね。
収納とインテリアで暮らしを最適化
株式会社アンジェ・リュクス 森本智子
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