第55回 About C4DL コラム「松戸市ハウジングフェス」

シーフォーデザインレーベル(以下C4DL)では細心の注意を払った上でハウジングフェスを実施しています。
今回ご紹介するのは、12月5、6日にハウジングフェスが行われたC4DL初!となる2世帯住宅です。
テーマは「想いをつなぐ家」~一体感のある子育て2世帯の家~。

松戸市の高台に位置し、とても眺めがいい場所にあるN様邸の土地。
もともと住んでいた家を取り壊して、ご両親と0歳の赤ちゃんのいる3人家族の二世帯住宅を建てることになりました。以前のお住まいは、この景色を存分には望めないような造りだったそうですが、今回デザイナーの後藤宏樹さんは「土地の環境に対して、アイディアを出し尽くした」そうです。どこにいても景色を眺めることができて、光も入って明るい間取りで、こんな素敵な家で生活すれば、子どもものびのびと育ってご両親もお元気で健康に過ごせそう!と思いました。
では早速ご紹介します。

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「和のイメージももつオリジナリティあふれる外観」


高台に位置し広い敷地のあるN様邸。ガルバリウム鋼板を用いたシャープな外観の2階建て部分と、木材を使用した和の雰囲気の1階部分がせり出した造りとなっており、このバランスが絶妙なデザイン。

N様親子は剣道具用の革の加工をされているそうで、後藤さんはこの1階部分は「道場」をイメージしたそうだ。

雨樋(あまどい)には鎖樋(くさりどい)を使用。最近ではこういう樋はあまり見かけられないが、「和」の雰囲気を出すために後藤さんが提案したという。こういうちょっとした演出がなんともいい!

「アクセスしやすいキッチン」


玄関ドアを開けると右側には靴の収納、左側にはN様のお母さまが季節ものを飾りたいとのことで、棚が造作されている。こういう飾り棚に置物や花を飾るなど、季節感も味わえて素敵な空間になるだろう。

C4DLオリジナルトッピングの「ACE(エース)ドア」は奥さまセレクトの赤。このドアを開けると、なんと、いきなりキッチンが!

後藤さんいわく、「誰にでも提案するわけでなく、Nさんだからこの間取りを提案した」という。
キッチンがすぐ見える場所にあると常にきれいになるし、主婦はキッチンにいることが多いから、来客があってもすぐにアクセスできる場所にしたそうだ。
N様は土地柄、職業柄、地域とのかかわりが強く、来客も多いというのが打ち合わせの段階で分かったそうで、「住む人にとって便利な設計」を常に意識しているという。

この提案をしたときに、すんなり受け入れられたというから、後藤さんの洞察力、その人の思いを汲み取る力、改めてすごい!と思った。
キッチンの下り天井もドアと同じ赤色。アクセントにもなってとってもいい!カウンター部分はトッピングで無垢材の板張りに。木のぬくもりもありつつ、かっこいい仕上がり!
C4DL標準仕様のスタイリッシュなレンジフードは、どこにも壁に面していない設計に。「レンジフードが喜ぶキッチン」だそうだ。

キッチンの裏には創作棚を施したパントリーが。これだけの収納があれば、キッチンをきれいに保てそうでとてもいい。創作棚の横にはN様が持っている食器棚が配置できるようにスペースを空けている。こういった細やかなところまで対応してくれる。

「大きな窓とウッドデッキが印象的なリビング」


そしてリビングからのこの景色!大きな窓を採用することで、景色を存分に楽しむことができる!

窓を大きくしたことで、窓が重くなり開け閉めが大変だが、ハンドルをつけることで楽に開け閉めできてとても便利!

リビングからは41.3㎡のウッドデッキが広がる。これだけ広ければ、夏には子ども用プールを出したり、夕涼みしたり、冬は温かいお茶を飲んだり、お正月にはみんなで餅つきをしたりなど、想像しただけでワクワクする。リビングからその様子を見ることができるのも、とってもいい。

窓の高さはテーブルの配置がすでに決まっていたので、テーブルに座った時にちょうどいい高さに配置。リビング横の和室の窓も、畳に座った時に景色がよく見えるように配置されている。畳は、掃除もしやすく日焼けしにくい和紙畳を使用。

リビングの一角にはN様の奥様のお仕事スペースが。造作で作られていて、棚をスライドさせるとパソコンとプリンターも設置できるように。子育て中のママにとってもリビング内の書斎は便利でとっても重宝するはず。扉を閉めれば仕事途中でもそのまま置いておけて便利!


そしてリビングからまっすぐのびる広縁は、緑広がる豊かな景色が望めてとても気持ちのいい空間。


洗面所には天井までの高さがある創作棚が。これだけの容量があればすっきり片付けられていい!

 

「収納力抜群で明るいご両親の部屋」

1階の奥はご両親の部屋。お母さまは着物を着ることが多いとのことなので、端から端までパイプハンガーを設置。躯体(くたい)からしっかり取り付けているので、かなりの重さに耐えられるのは安心だ。

ここで窓からの景色を見ながら、ご両親はゆっくりとした時間を過ごすことができるだろう。

広縁には洗濯が干せるように洗濯ロープ(トッピングのブルックリンランドリール)が収納されている。曇りや雨の日にとっても便利!こういう要望も聞いてアイディアを出してくれる。

↑洗濯ロープの説明をしている高橋さん

「眺めがとてもいい2階のN様家族スペース」

キッチン横にある階段を上がると、2階はN様3人家族のスペース。

階段上がってすぐのところに洗面。奥さまセレクトのセンスある照明とタオル掛けがかわいい。

2階も廊下から外の景色を眺めることができる。「部屋の窓からもいいけど、廊下から景観を楽しむ方が豊かな気持ちになるよね」と後藤さん。確かにただの廊下より、景色を見ながら廊下を歩く方が、趣があってとってもいい!

寝室には創作の棚と机があり、とても使いやすそうだ。

広々としたクローゼットは明るくかわいい像さん柄の黄色のクロスをセレクト。

もう一部屋は、いずれは子ども部屋として2部屋にしても使えるように照明も配置されている。
収納も広々。

奥さまがセレクトした天井のクロスは和の雰囲気。もともと和裁師という奥様の好みと、和の雰囲気がある家の外観とが見事に調和していて、後藤さんのイメージが見事にマッチして「さすが!」と感心した!

↑後藤さん

「現代版のサザエさんハウスがテーマ」と後藤さんが話すように、共有部分が多く、ご両親と一緒に生活していくという雰囲気が窺えた。縁側も広く、家族や近所の人などとコミュニケーションがとりやすい造りになっていて、楽しい笑い声が聞こえてくるようなN様邸だった。

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C4DL初となる二世帯住宅、いかがでしたでしょうか。「住む人のことを思いながら設計すると、家をきれいに長く使って居心地よく住めると思う」と後藤さんが話すように、N様に納得してもらえるような家に仕上がっていると思いました。
「ベランダの配置ひとつとっても、ヒアリングの段階でどういう生活サイクルなのかを聞きながら、朝方の人なら東側にベランダを、逆に洗濯を干す時間が午後になるような人であれば西側にベランダを配置するなど、自然条件を変えることはできないから、住宅をその人にあった設計にしている」と話す後藤さんに、「そこまで考えているとは!」と高橋さんも驚いていました。後藤さんの家づくりの引き出し、まだまだありそうですね!

1月にはまたハウジングフェスを行う予定とのこと。次はどんなデザインの家なんでしょうか、とても楽しみです。

株式会社フィット 十津川でした。

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