緊急事態宣言が延長され、新型ウイルス感染拡大の収束までもう少し時間がかかりそうですが、今回は1月30日・31日に行われたハウジングフェス、印旛郡のT様邸「喜びをシェアする家」の報告コラムです。
今回も完全予約制で見学会とオンライン見学会を実施しました。
実は取材もZOOMを使い、オンラインでさせていただきました。取締役の高橋邦生さんが、屋外から屋内を案内してくださいました。
要するにオンライン見学会だったわけですが、とてもわかりやすく、全体像が把握できました。実際に目にすることが一番ではありますが、遜色ない達成感がありました。ではレポートしたいと思います!
「喜びをシェアする家」、ご夫婦と奥さまのお母さまとが同居する、二世帯住宅!
最寄り駅がJR成田線の「安食駅」になるが、この「安食駅」は「あじきえき」と読む。
今回、農作業を趣味としているお母さまのためにも、「和」のテイストを取り入れたと話す後藤さんだが、まずはこの「安食」という土地についてしっかり調査してから家づくりを始めたとのこと。
「安食」という地名には、「安心して食べられる」という思いが詰まっていることがわかったという。実はこの辺り、かつて利根川の氾濫により、農作物はもちろん家屋も相当の被害を受けてきたとのこと。万が一の氾濫に対して床上浸水を防ぐ意味でも、地盤を高めにすることをまず考えたという。
玄関はこちら。
おっ!これは花ブロック!花ブロックは沖縄の建物で赤瓦屋根と同じくらい外構に使われている石で、後藤さんのデザインで時々登場する。わたしこの花ブロックが大好きで、やはりここにあるとないとでは印象が変わり、華やかに~!
トッピング仕様のエースドアに2階へ続く階段。
そして、玄関を入ると左手に靴箱と「ACE DOOR(エースドア)」、正面に階段が続く。C4DLならではのトッピング仕様「ACE DOOR」は、色もシックなダークグリーン。すごくいい!
日当たり良好のリビングダイニング
1階がお母さまの、2階がご夫婦の居住スペースになり、
1階のリビングダイニングはみんなで寛げる家族の食事や団欒スペース!
キッチンは天井がグリーンの仕上がりで、エースドアとの一体感もあり、さらに天井、床の木質との相性も抜群。壁の白とキッチンタイルの白が鮮やかで、ビーチリゾートに来ているような気分に浸れそう!潮風に波の音が聞こえてきそうな~
実は奥さま、外壁をグリーンにしたかったとのことだが、旦那さまの意向を組んだとか。そのためかエースドアや、キッチンはグリーンベースで、奥さまの意向が反映されている。夫婦の「好き!」がつまっている!
リビングにはガラス戸からの日差しが燦々と降り注ぎ、広々とした印象。
生活動線とプライバシーの確保の両立
リビングダイニングの隣がお母さまの部屋になる。こちら、スライドドアを閉めればこの通り間仕切りができるので、お母さまのプライベート空間がしっかりと確保できている。
壁にはお母さまのご要望に合わせたサイズで作られた素敵な神棚が!!
後藤さんが気を配ったところというのが、収納と回遊性。物が多いというお母さまのために、後藤さんは収納スペースをこれでもかと用意!そし回遊性を高め、例えば急な娘夫婦への来客の際にも、リビングを通らずトイレや外へ行ける抜け道を用意!
土間もある「おばあちゃんの道の駅」
抜け道の正体とは?
先ほどの抜け道がどうなっているのかというと、キッチンの横のスペースを進むとある!
それが、「おばあちゃんの道の駅」と後藤さんが呼ぶスペースで、お母さまの納戸スペースになる。
後藤さんは「ここでご近所さんと集まっておしゃべりするのもいいだろうし、なんだったら採れた野菜を売ったっていいよね」と笑う。
さらに、お母さまの農作業用の機材を収納するスペースを、別に作っているという!なんて心配りの素晴らしい設計なんだろう、わたしまで楽しくなってしまった、さすが後藤さん!!
この奥の左手がキッチンにつながっている。
家屋の東側。「おばあちゃんの道の駅」の入り口
入り口にはスライドドアが付き、土間もある
家屋の北側にこのような農器具を収納できるスペースも。窓も2カ所ありシャッターも付くといいうから、見栄え的にも換気も問題ない!さらに基礎の高さに注目!これが水害への浸水対策。周囲を見渡してもここまで高くしている家はない
デッキは2.5メートルの奥行き
1階には奥行2.5メートルのデッキがある。ここへはリビングからもお母さまの部屋からも出られる。両方の部屋は、視界を妨げないように大開口の窓を採用しているため、特にお母さまのことも考え、ガラス戸を開けるのに力を入れなくても済むように、サポートハンドリーを設置している。
こちらがサポートハンドリー。少ない力で開閉がラクラク!
夫婦がくつろぐリビングスペース
いよいよ2階へ!
2階の日当たりのよいこちらのスペースが、ご夫婦の部屋。ちょっとしたワークスペースも創作されていた。
ウォークインクローゼットにアンジェ・リュクスのアドバイス
2階のウォークインクローゼットには、奥さまの好みのクロスが落ち着いた雰囲気を作っていた。大容量スペースになるが、片づけ・収納・インテリア3つの面からサポートしてくれるC4DL提携の株式会社アンジェ・リュクスから収納アドバイスが受けられる。ここでは収納用のスタンドなどが提案され、上手に収納するためのノウハウが形になっていた。
創作棚がステキな空間を演出
2階リビングには創作棚が付く。照明によりスポットライトが当てられるさりげなさも、後藤さん流でシャレている。
お気づきだとは思うが、さきほどの1階リビングにも創作棚があった。オリジナルティ溢れる空間の出来上がり!
C4DLの標準仕様は他にはないクオリティ
ガラス窓やクローゼットの高さは220㎝。クローゼットがここまで高いものはあまり見かけない。ものの出し入れが容易になることは、想像できるだろう!
また、外のデッキの側面にも注目!普通、柱を立ててその上にデッキ材を乗せているのが一般的だと思うが、後藤さんはネコが住み着いても困るだろうと、また水害に対しても高さを取り、このような仕上がりにしたとのこと。
城の面影を醸す外観
今回の二世帯住宅、後藤さんは和をイメージしたとのこと。この家はもうひとつ、「眺める角度によっていろんな顔があるのが特徴的なんだよ」と後藤さんが言うように、眺める場所を変えたら城の雰囲気を感じたから不思議だ。今までのC4DLにはなかった外観かもしれない。外壁のガルバニウムの黒とグレーに白や木材がアクセントとなり、安食に城を建てたかのような仕上がりになっている!
いかがでしたでしょうか?
両日はインスタライブも開催されていました。30日にインスタライブに参加してみましたが、ライブを見てから見学に行くのも、予習してから行く感じでいいなと思いました。
今回は実際の建物を見ることはできませんでしたが、コロナ禍がまだまだ続く中、オンラインという方法で見学するスタイルはありだと思いました。完全に行ったかのような気分になれました。
皆さまもぜひ、オンライン見学会、インスタライブでもいいので、ご覧になってみてはいかがでしょう?
4月には板橋区にて、インナーガレージを2つも備えた最先端住宅が披露されるとのこと!期待大ですね!
インスタライブの様子
後藤宏樹さんと高橋邦生さん
株式会社フィット 大西でした。