皆さまこんにちは、設計事務アシスタントの中村です。
少しづつ暖かくなり春を感じる今日この頃ですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
まだまだコロナの感染が広がっていますね。
私たちの業界でもじわじわとコロナの影響が続いています。
日々変わりゆく情勢の中でお客様のために何ができるのか、何をしなければいけないのか。
模索しながらのことではありますがお客様に快適な住宅を
お届けするという信念は変わらず持ち続けていきます。
【オーナー様からのご相談】
先日、お引渡しをしたオーナー様からキッチンや洗面所の排水口が黒ずむという相談をうけました。
こまめに掃除をされているのにもかかわらず2週間ほどで真っ黒になる排水口。
実際に現場を見に行かせていただいたり、設備屋さんに聞いてみたりしましたが
その場では原因が分からず・・・。
ありとあらゆる情報を後藤が調べた結果、バイオフィルム(黒カビ)ではないかという見解にいたりました。
【バイオフィルムとは!?】
バイオフィルムとは、細菌やバクテリアの増殖によって形成される膜のことです。
バイオフィルムは、少しの水と栄養素さえあれば増殖が可能であり、ぬめっとしています。
水廻りのお掃除をされたときなどに感じるぬめりの正体はバイオフィルムの可能性が高いです。
【どうして増える?バイオフィルム】
バイオフィルム(黒カビ)は温度と湿度と栄養の条件がそろうことでどんどん増殖していきます。
気温が低い場所よりも高い温度の場所を好み、20度~30度になると発生しやすくなります。
季節で言うと、春~夏は20度~30度に達するため黒カビが好む時期です。
でも、1年中エアコンや暖房器具などを使っていれば
室内は快適な温度が保たれているため、季節に関係なく黒カビは発生します。
黒カビは湿度70%以上になると発生するため、高温多湿の日本は黒カビが生えやすいです。
特に、湿気が多い梅雨や夏は湿度が高くなるだけでなく温度も上昇します。
また、冬は暖房器具で部屋を温めたり乾燥対策で加湿器を使うと、
温度と湿度の両方が高くなりやすく黒カビが繁殖しやすい環境です。
さらに栄養があればあっという間に根を広げて繁殖するのが黒カビです。
例えば、石鹸カス・水垢・皮脂汚れなどを放置して掃除をしないと、
“黒カビが発生する”と思いましょう。
【バイオフィルム対策、何をしたらいい?】
気温が高いと増えやすい黒カビですが、だからと言って
寒い部屋で過ごすわけにもいきません。
対策としてコントロールが大事なのは湿度になってきます。
家の中でカビが生えないようにするためには、相対湿度を60%以下に
保つことが一番現実的と言えます。とはいえ、高温多湿の日本において、
家の中でカビを生えさせないことが、果たして可能なのでしょうか?
除湿をするなら除湿性能に優れているエアコンがおすすめです。
また昔の家に比べて今の住宅はとても高気密高断熱なので
空気がこもりやすく湿気が逃げにくい環境であるので、空気の流れを作ってあげることが大切です。
24換気の給気口を開き、強制排気は24時間つけっぱなしにする。
扉をあけてサーキュレーターで空気を移動させてあげることで湿気対策につながります。
サーキュレーターはエアコンに比べて電気代が安いのでつけっぱなしにしても安心です。
後藤のプチ情報としてアルミホイルも対策になるそうです!
アルミホイルが水に浸かると、アルミニウムイオンという、金属イオンを発生させます。
この金属イオンに、抗菌・殺菌効果があるので
排水口にアルミホイルを入れておくと、水を流すたびに金属イオンが発生して、
菌の繁殖を抑える働きがあるそうです。
配管につまらないように注意してもらいながら水がふれるところに
アルミホイルを置いてみてください。
高気密・高断熱の家だからこそ起こってしまう現象もあります。
今回ご紹介したのは高温多湿によるバイオフィルムのことでしたが逆に乾燥がひどいという声もききます。
昔の家のデメリットを解決していく工程で昔は考えられなかった問題が発生しているのも事実です。
高気密・高断熱の家に住んでいるという意識があると
換気計画に目がいき、より快適な生活が送れる気がします。
これからもお客様の声を大切にしていきたいです。
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