第69回 About C4DL コラム「思考を変えるデザイン住宅の勉強会」入門編

7月31日に行われたC4DLの「無知のままで家を建てるな! 思考を変えるデザイン住宅の勉強会」にお邪魔してきました。
今回は「C4DL的家づくり入門編」についてお伝えします。ZOOMでの参加者もいました。

C4DL的家づくり入門編


進行はC4DLの軽部さん。まず、勉強会は下記のような人に向けたものであることを話した。

• 注文住宅に興味がある人
• どこの建築会社に頼んでいいかわからない人 
• 漠然と家を建てたいと思っている人
• 今の自分の年齢、年収で家が建てられるか不安な人 

「『注文住宅』は高いイメージがあるかもしれませんが、『建売住宅』『規格住宅』『パッケージ住宅』では物足りなさを感じているのではないでしょうか」と軽部さん。C4DLの立ち位置について、C4DLの造る家は「オーダーメイド住宅」と表現しているという。

「オーダーメイド住宅」とは何だろうか。
お客さまの要望を基にお客さまにとってベストだと思うものをセレクトし、さらにそこから共感したものを選んでもらい、その選択の積み重ねで、お客さまにとって唯一のオリジナル住宅を一緒に作り上げることを、C4DLでは「オーダーメイド住宅」と呼ぶという。

自由度は高く、価格はお客さまに寄り添ったところで相談に乗ってくれる。可能な範囲で可能な限りのアイデアを提供し、そこからお客さまに自由に選択をしてもらうのが、C4DLのスタンスであり、それが納得のいく家づくりにつながるのだろうと思った。

C4DLが掲げる家づくりの大切な4大要素


・予算計画
・土地の選定
・家族の賛同
・建築プラン

この4つがそれぞれ大事な要素になることを伝えた。例えば土地だけ先行して決めても、住宅ローンはあくまで住宅を購入するためのものなので、住宅ローンは使えないという。4つの要素は切り離しては考えられないうえ、その順番も大切だという。

家ができるまでどのくらいかかるのだろうか。予算計画、土地の選定、家族の賛同までに6カ月から1年、建築プランが始まり引き渡しまで8カ月から1年。C4DLでは、約1年半から2年を考えるという。

坪単価は会社の標準仕様をチェック


同じ坪単価でも、会社によって中身が違い、A社では全室に照明やカーテン、網戸などが含まれるが、B社には含まれない、ということはよくあるという。B社を選んだ場合は必要になるものは全て追加料金になるので、会社の標準仕様を知ることが大事になる。標準仕様はその会社がどこに重きを置いているのかの目安にもなるという。

坪単価は建築会社の標準仕様の確認が大事になることはわかったが、家を建てるのにかかる費用はどのくらいと予想すればいいのだろうか。

坪単価60万円 × 建築面積30坪=1,800万円
 
ではないとのこと。
見落としがちなのが、外構費・付帯工事・諸費用。これらが加わったものが総予算になる。見落としがちだが費用がかさむ部分になる。安くて広い土地を購入できたとしても、面積が広い分外構費などの費用も比例して高くなるという。C4DLでは独自の総予算シミュレーションを使い、総費用をシミュレーションしてから家づくりを進めているとのこと。費用は家づくりの要ともいえるので、しっかりシミュレーションしてもらえるのは安心だ。

土地探しの極意は「土地と建物はセット」と考えること


「土地と建物はセットであると考えられる建築会社を探しましょう」と話す。土地には方角、高低差、風と光など、性格がある。C4DLは土地の性格とお客さまの性格がきれいにリンクして初めて、お客さまにとって唯一無二の家がつくれると考えている。考えるべき要素は多いが、C4DLの後藤さんなら親身になって一緒に考えてくれること間違いなしだ。とにかく建築に熱く、人にやさしく、思いに寄り添ってくれる。

家族の賛同を軽視すべきではない


家族の信頼、賛同、共感は重要だと話す。住宅の購入はパワーを使うが、家族の賛同があるからこそ気持ちよく住宅づくりのスタートができるとのこと。両親の賛同も大事になる。自分たちだけでなく、周囲の賛同を得ることも大事。

建築プランは家づくりの一番の醍醐味
全てを握るのは予算


予算を基に土地を選び、家族の賛同を得て、建築プランが立てられる。まずは「とにかく行動だ!」という。行動としては、住宅展示場や完成披露会に行くことなどがある。

・住宅展示場に行く
モデルハウスはあくまで見てもらうための家なので現実味がない
基本的には設備や建材はハイグレード
住宅づくりの参考になる

・完成披露見学会に行く
オーナーさまの住まわれる家なのでリアル
オーナーさまとコミュニケーションがとれる
会社が何を大切しているか確認できる

最も大事なのは
「あなた自身もしっかりと知識を持つこと」

軽部さんは最後に、「善し悪しを自分で判断できる状態にしておくことが大事です。そうでないと言われるがままになってしまいます」と話す。自分の中に判断基準を持つためにもある程度勉強が必要だということ!そう、この勉強会のタイトルの通り、「無知のままで家を建てるな!」ということ。肝に銘じたいと思った。

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入門編いかがでしたでしょうか?

今後も、勉強会の様子を随時ご報告いたします。
お楽しみに!

株式会社フィット 大西俊子でした。

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