第70回 About C4DL コラム 「満身の一撃! 土地探しの心得」 デザイン住宅の勉強会

7月31日に行われたC4DLの「無知のままで家を建てるな! 思考を変えるデザイン住宅の勉強会」は、今回「満身の一撃! 土地探しの心得」についてお伝えします。ZOOMでの参加者もいました。

満身の一撃! 土地探しの心得

住宅プランナーでもある、C4DLの取締役高橋邦生さんの元気なあいさつで始まったのが上記テーマ。

土地探しの市場の現在・今後


現在、新しい土地は出にくい状況にあると説明があった。円安の影響で、立地の良い土地を都内や海外の投資家が買い占めているという。また、土地の値段は10年ほど前から上昇傾向にあり、東船橋の1坪単価は20~25万円高くなっているのが現状とのこと。「狭小地、変形地も下がりにくい傾向にあり、土地探しや建築会社探しなど、できるところから動いてもらいたい」と高橋さん。

理想の土地など無い。


高橋さんは、「理想の土地など無いことを自覚してから土地探しをしてもらいたい」と話す。地形、地域、環境、アクセス、周辺施設、自然、災害リスクなど、生活に対して人それぞれ価値観が違うので、いい土地というのと、その人が生活していく上で理想の土地とは違うという。

理想の土地を探すことはできる


理想の土地は建築会社と一緒に探すことが大事だと高橋さん。なぜなら、建物を建てられる状況にする前工事、地盤調査や、道路に対してどのような建物が建てられるかなど、土地に対してトータル的に土地探しを手伝ってくれるからとのこと。建物を建てられるようにするまでが大変なことはコラムを通して伝えてきたが、一緒に取り組んでもらえるC4DLなら安心この上ない。

そして、C4DLは住宅計画をまとめていくにあたって、ヒアリングを大事にしているという。高橋さんは「家族で環境や立地など一度リセットし、価値観をあぶりだし、相対的に土地探しに取り組んでもらいたい」と話す。


C4DLは提携している不動産と一緒に土地を提案してくれ、実際に一緒に土地を見に行ってくれるが、自分自身でも土地探しをするとよいという。自分たちで探した土地についても、もちろんその土地を確認するためC4DLは一緒に足を運び、ケースバイケースで、ここならどんな家が建てられるかを考えてくれる。

プランニング次第で理想の土地になる

一見この土地大丈夫なのかな?という土地でもプランニング次第だという。
そこで実例を3つ紹介。

ケース1 ダンジョンハウス

新興住宅地が理想だったが予算的に厳しかったため、三角形の土地で隣の塀が越境、崖条例に大量の土、ごみ集積場もあるという土地に建てたダンジョンハウス。後藤さんも難易度が相当高かったと話す。実際高橋さんが近隣を歩いてみると、古い家も多いがリフォームしている家も多いとのことで、世代交代の気配も感じたという。そして、「人が集まってくるような家を作りませんか?」と提案。土地の予算を抑えて空間をフル活用、理想の家が叶った!

ケース2 印西市のKさま邸

3区画を友人と同時購入。土地を有効に使い、縁側という日本建築の半中と半外の発想を取り入れ庭を作ったという。詳細は、来年2月に予定の完成披露見学会で!乞うご期待!!

ケース3 向日葵の家

不動産会社が開発し、指定の建築会社で建物を建てることを「建築条件付き」というが、まず立地を優先して土地を購入したという。しかし指定の建築会社に思いが伝わらず、以前から気になっていたC4DLで家を作ること考えC4DLに相談。理想の土地を手に入れても、思いのある家が建てられなければ本末転倒。C4DLが建築条件を外す手続き込みで請け負ったという。条件を外すためには費用や時間はかかるが、他社の建築会社で建てることはできる。やはり家は一生もの、納得いく形で進めなくては一生悔いが残るに違いない。C4DLならそのような相談も快く引き受けてくれることは間違いない。引き渡したあと、ボルダリングの壁を作る注文も受けたという。

土地を購入するまでの流れ
買い付けから契約を早くすることが大事


「もう少し安くならないか」「もっといい土地が出るかも」と2週間ほど悩んだ末に契約をしようと動いたら、前日に契約されたなど、その土地を逃してしまった人を多く見てきているという。いいと思う土地は他にもいいと思う人がいる。土地を逃してしまったショックのあまり、なかなか切り替えられない人も多いという。
そのようなことを防ぐためにも、買い付けから契約を早くすることが大事になる!

せっかく見つけた土地を押さえるために

事前審査と現金の用意を!


「住宅ローンの事前審査をしておくこと」「土地の契約には現金(土地の売買金の5~10%)が必要ということ」を忘れないようにと高橋さん。
住宅ローンアドバイザーの資格を持っている高橋さんなら、中立的な立場で提案をしてもらえる。疑問点などあればなんでも聞いてみたい!

質問タイム
Q契約したけれどキャンセルしてほかの土地にできるか?

Aできる。買い付けの場合は条件なしでできる。契約した場合、違約金は払わざるを得ないが、受付金を放棄する形で契約を変えることもできる。

まとめ

土地と予算とプランニングは一心同体


土地探しは土地だけを探すのではなく、理想の生活のため、建物を建てられる場所で、いろいろなシミュレーションをしながら決めていくのがよい。「決めるのは家族の皆さんです」と伝える高橋さんだが、お客さまに寄り添って、お客さまの理想を形にするために奔走してくれることは間違いない!

********************
いかがでしたでしょうか?
これまで多くのハウジングフェスに出かけましたが、1軒1軒完成するまでにはさまざまなドラマがありました。いつもそこに、C4DLや後藤さんが寄り添ってくれていたことも何度もコラムでお伝えしてきました。
今回の勉強会で改めて、家を建てたいと思われている方々にC4DLを知っていただき、選択肢を増やしてもらいたいと思いました。
勉強会は8月28日にも開催予定(予約制)です。ぜひ足を運ばれてみてください。今後は個別オンライン勉強会という形式も検討しているとのことですよ!

さらに!12月上旬開催予定なのが、「C4 TOURS」です。お引き渡し後のオーナーさまの住まい(6軒予定)を見学するツアーです!こちらも乞うご期待です!

株式会社フィット 大西俊子でした。

This entry was posted in C4DLコラム, 掲載雑誌 and tagged , . Bookmark the permalink.