C4DLは毎月1回、C4DLの提案する住宅をより多くの人に知ってもらうためにはどういった方法がよいか、など、株式会社フィットとミーティングを行っています。今回は、C4DLの高橋邦生さん、建築デザイナー後藤宏樹さん、株式会社フィットからは山﨑と大西、十津川が参加しました。そのミーティングの様子をお届けしたいと思います。
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毎月1回行っている株式会社フィットとのミーティング。C4DLは、今後の広告戦略、ブランディング、市場開拓の企画戦略などを中心に、社内だけでなく異業種との意見交換などを積極的に行っている。そういった中で株式会社フィットとミーティングを行い、突破口を見出そうという強い思いがある。
今後のイベントの日程確認の後、今回のテーマである「イベントを通してより多くの人にC4DLの住宅を知ってもらうにはどうすればいいのか」などについて話し合った。
コラムでも披露させていただいた現在建設中の吉雄俊文さんの邸宅が、3月3日・4日、10日・11日の4日間に「オープンハウス」としてお披露目される。その「オープンハウス」の案内を1月末と2月にポスティングやチラシを通して宣伝していくことが決まっている。
今まで地域新聞の中にチラシを折り込んだり、ポスティングしたりしてきたが、受注につながったケースはほとんどないという。山﨑から「やみくもにチラシを配布しても意味がない。C4DLの住宅はどういう人に向けた家なのか、C4DLの住宅にピンと来る人たちに届けないと」との意見があり、その点について整理し方向性を探った。
自社のことになると、なかなか立ち戻って客観的に見るということを忘れがちになる場合が多い。まずC4DLは、他社と比べて何が違ってどういうところが強みなのか、またどういう人に向けた住宅なのか、洗い出した。
C4DLは依頼主一人一人に時間をかけて、要望などを話し合うことができ、あらゆる可能性を検討して提案することができる。またモデルハウスを持たず、多額の広告宣伝費もかけていないので、建て売り住宅と同等の費用でデザイン住宅が建てられるのが強み。建築デザイナー後藤さんを中心として、住宅に関しての駆け込み寺のような存在になりたいという思いがある。
さまざまな議論を重ねて整理し、C4DLという会社の目指す先を明確にすると、今後の方向性が見えてきた。
また、オープンハウスの案内チラシについての確認も行った。デザイン重視の後藤さんに対し、デザインよりも情報量を増やした方がいいのではという高橋さん。何度かチラシのデザインの変更を依頼したものの、後藤さんには譲れないこだわりがあり、チラシはデザイン重視のスタイルで進めることに。
そこで山﨑から、「実際にこのチラシを手に取って見てもらうためには、プレゼントを付けるなど、何か特典を付ける手法はどうか」と提案。プレゼントは新築住宅を考えている人がほしいと思うようなものがいいのでは、と話し合っている横で、どこか納得のいかない様子の後藤さん。
その様子を察知した山﨑が「ちょっと原点に立ち戻りましょう。後藤さんのデザインする家は、男心をくすぐるような家。ということは、男性に届くような発信方法、媒体を選ぶ必要があるのでは」と見方を変える提案をし、「後藤さんの思いが届く場所を探す」という視点に大きく変更することになった。何を一番大事にすべきかに立ち戻ると、後藤さんのデザインを尊重すべきで、それに合った宣伝方法を進めていくことが最良なのだ。
C4DLは今まで、チラシの部数を何部にするか、配布エリアはオープンハウスの近くにすればいいのでは、などの発想に留まっていた。今回の山崎からの大きな発想転換で、C4DLのデザインを欲している人に届けるというところに重点を置いてターゲットを絞り込み、そこに向けての宣伝方法について話を進めていった。今後どういう展開になるのか、とても楽しみだ。
自己主張をしがながらお互いを尊重しつつ、一つの方向性を見つけていく。傍から見ると、ずっと話をしているだけのように見えるかもしれないが、そういった話し合いをとことん繰り返すことで道筋を見つけ、それぞれの役割を再認識し、チームが一つになって目標に向かっている姿を垣間見ることができた。
次回は1月31日から2月3日までの4日間、東京ビッグサイト(東1・2・3・6ホール)で行われる「ギフト・ショー春2018」の様子をお届けします。
株式会社フィット 十津川でした。