第十一回 About C4DL コラム「ギフトショー参戦!」

いよいよ東京ビッグサイトで開催される「第85回インターナショナル・ギフト・ショー春2018」が近づいてまいりました。大西と十津川も2月1日に現地へ行く予定でいます。今から開催が楽しみです!
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1月31日から2月3日までの4日間、東京ビッグサイト(東1・2・3・6ホール)で行われる「ギフト・ショー春2018」。株式会社ビジネスガイド社が主催、「暮らし デザイン 新時代 暮らし方から住まいをデザイン」がスローガンで、テーマは「Good Desain for Happy Life」。住まいを快適に演出するためのインテリアアイテムから、デザインプロダクツ、リノベーションアイテムなどを展示している。
C4デザインレーベルはこのギフトショーに、今年初参加!

アメリカンカルチャー全般をベースにしたライフスタイルを提唱する雑誌「Lightning」が、数々のカリフォルニアテイストの空間作りをしてきた「カリフォルニア工務店」とコラボをして、今回のギフトショー限定のスペシャルエリア「Lightning Housing Ave.」を実現。実はC4デザインレーベルはかねてから「Lightning」に掲載されるなど付き合いがあり、その関係で今回、そのエリア内でブースの出展が実現した。

ギフトショーは、個々の力では集客できない数や層を一堂に会することができるうえ、普段アプローチできていない企業や店舗からのリノベーション需要を把握することができる。場内はカテゴリーを区分したブース空間になるので、来場者は目的のブースが見つけやすく、ブースサイドはより目的意識をもってくる来場者が見込めるというわけだ。

暮らし方や住まいをデザインし、理想のライフスタイルを実現するための、夢のようなアイテムやアイデアが詰まっているこのギフトショー。C4デザインレーベルのブース内容は、建築デザイナー後藤宏樹さんがデザイン済みで、これから作業に入る。ブースサイズは3m×3m×2.7mの立方体。

コンセプトは「あり得ない空間を実現する」こと。「お客様が、あり得ないから、こんなことを言っては一笑に付されそうだからと遠慮して、本当に実現したいことが言えなくなることを防ぎたいのです。実現できるかもと期待してもらえるような空間にしています」と取締役の髙橋邦生さんは話す。ますます、その独創的な後藤さんの空間について、想像力を膨らませてから実際のブースに足を運びたくなった。

後藤さんの作る世界観のテーマは「素材に敬意を払う」というもの。普段は下地材としてあまり日の目を見ないような素材を、あえて表舞台で活躍させる。そしてそれぞれが調和した形で後藤さんの頭の中にセットされている。その空間を構成する床、壁、天井に、アイテムは照明、ストーブ、テーブル、カウンターテーブルの4つ。イラストもあるので想像しやすいとは思うが、実際の空間内で何を感じられるか、やはり実際の現場に行ってみないと分からないものが絶対あるはずだ。

ブースを形作る壁面は平板のコンクリート素材、天井は「チェッカープレート」といって普段は床材として使われているもの使っている。そして床は、磨いてから使うのが本来の使途になる鉄を、あえて全く加工していない状態の「黒皮材」と、その黒皮をむいた状態の「サンセン材」を磨いた「ミガキ材」の組み合わせで、デザイン性を持った仕上がりにしている。普段はスポットが当たらない素材をあえて使う、視点を変えることで新たな可能性が見えてくる。これは建築素材に限ったことではないだろう。

照明とストーブはそれぞれこだわりの逸品を厳選。独特のフォルムと存在感を放つ照明は、ドイツ製の「リンツランプ」。ストーブはカナダ製で薪焚き、なんと新品は日本にこの1台しかないという代物、ハートランドの「クックストーブ」だ。

そしてテーブルとカウンターテーブルは後藤さんがデザインしたものを、これから作業して作り上げていくという。105㎝×105㎝の角材、しいて言えば廃材でもOKで、それらをボルトで留めていく。誰でも作れるようなシンプルな構造を提案している。天板はガラスで、中をのぞけば木材の切り口が見え、テーブルの底部には車輪を付け、ガレージなどでも動かしやすい作りに。カウンターテーブルはオリジナルの鉄枠に、やはりサイズを変えた角材を天板として載せた作りで、アクセントとしてボルトが味を出している。

下地材でも仕上げ材になる、絶対的な素材を素のまま生かしつつ、相対的なバランスで空間を仕上げている。すべてが個性ある素材にも関わらず、バランスがとれていることで交じり合う空間になり、違和感がない。そんな後藤さんの世界観を間もなく目にすることができる。わたしも今回初めて耳にした言葉がたくさんあった。普段の生活では目にできないような素材が散りばめられているに違いない。想像力を膨らませて、東京ビッグサイトに足を運んでみようと思う。

最終日の2月3日は一般来場が可能になるので、みなさまもぜひぜひ足をお運びください。そしてC4デザインレーベルのブースにお立ち寄りいただき、あり得ないからなどと遠慮することなく、思いの丈を話してみてください。

株式会社フィット 大西でした。

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追伸:翌週の2月7~9日はキャラクターグッズやファンシー雑貨の商品仕入れや版権・コラボにビジネス。文具、包装資材、育児用品から、スマホ関連商品、スポーツ・アウトドア商品など、新商品の発表やビジネスチャンス、売り場や店舗のサポートなど、バイヤーや流通に関わる人は必見の内容になっています。

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