第二十一回 About C4DL コラム「家族の賛同」

「建て売り価格で注文住宅をつくる」というミッションを掲げているC4DL。
このミッションをクリアするためには、4つの大事な要素「予算の計画」「土地の選定」「家族の賛同」「建築プラン」があり、この順番も大事なポイントだという。
今回は、これまでのコラムで紹介した「予算の計画」「土地の選定」に続いてクリアしなければならない「家族の賛同」について、話を伺いました。

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「予算計画」を作成し、その予算に見合った「土地の選定」を行い、その次にクリアしなければならないのが「家族の同意」。
「家族の同意」は家を購入する上で、もしかすると一番大切かもしれない重要事項。「家族の同意」を得ずに話を進めてしまうと、最終段階に入った時にどんでん返しになってしまう場合もあるため、早い段階できっちりと話し合うことが必要である。家族の同意なしでは前に進むことができないのだ。

C4DLメンバーには「家族の中の一人がいいと認めても、そこに住む全員が快適に暮らせる家を提案したい」という強い思いがある。
家のプランニングに入る前に何度もヒアリングを重ね、家族構成はもちろんのこと、趣味や生活スタイル、休日の過ごし方や服の趣味などあらゆる面を把握する。その結果、依頼主の要望に沿わない無駄な図面を描く労力が省けるのでコストダウンにつながる。そして、依頼主の個性を反映したデザインを提案することができるのだ。

後藤さんのデザインする家は、どちらかといえば男心をくすぐるようなものが多い。例えば先月のオープンハウスのY邸は、Yさんの趣味を反映したガレージのあるデザイン。しかしながら、Yさんの家族にも認めてもらえるように、ガレージが洗濯干しスペースになったり、子どもの遊び場になったり、近所の人たちと集まれる場になったりなど、いろいろな用途を提案して、家族全員が納得できるような空間となっている。

C4DLメンバーは、家族の中で一人でも納得がいかない点があればそれについて話し合い、お互いにとってよい方向にもっていく、そういうスタンスで常に取り組んでいるのだ。

次回はいよいよ「建築プラン」の工程についてせまりたいと思う。

株式会社フィット 十津川でした。

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