「やっぱり日本人は昔からすごい」

こんにちは、事務アシスタントの中村です。
台風が去って、暑い日々が帰ってきましたね(;▽;)
皆さま熱中症に気をつけて水分補給しっかりとってください♬*゜

「家づくりの基本は夏にある」という興味深い話を建築デザイナーの後藤から聞きました。
そして、手渡されたのが徒然草の一部。
恥ずかしながら徒然草の冒頭しか知らなかったので、初めて見るものでした。
調べてみると、徒然草は全部で243段もあるんだそう!!
その中の55段の一節に
“家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。
暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。”とあります。
現代の言葉に直すと、”住まいの建築は、夏を考えて造りなさい。
冬は住もうと思えばどこにでも住める。猛暑の欠陥住宅は我慢ならない。”
徒然草がまとめられたのが、1330年頃鎌倉時代末期。
約700年も経って、色々なことが便利になって快適になっても
ベースの考え方は先人の教えに学んで変わらない。
ますます昔の人はすごいなぁと思います。
また、今はもう見かけることは少なくなりましたが、
夏を涼しくする先人の知恵として「油団」(ゆとん)なるものがあるそうです。

和紙を貼り重ね、表にはエゴマ油、裏には柿渋を塗ったまさに工芸品の夏の敷物です。
表地は使えば使うほど艶やかにこげ茶色になり、
寝転がるとヒンヤリして、身体にこもった熱が引いていくそうです。
ちゃんと手入れをしたら100年使えるとのこと!!
かつては生活に溶け込んでいたものが戦後、生活様式が洋風化し姿を消してしまった「油団」。
今、日本全国で作っているのは鯖江市田村町の表具店「紅屋 紅陽堂」の一軒のみ。
先人の教えが沢山つまった伝統工芸品。
良いものだからこそ、なくならないで欲しいと切に願います。
C4DLでも夏を快適に過ごす造りのデザインを心がけています゚+..。*゚+
まさにY様邸が代表です♬*゜

風通しだったり、日陰の作り方だったり。
ベースの考え方は昔と変わらず、見た目は最先端を!!
いつか日本中にC4DLの想いが沢山つまった家が建てられるように゚+..。*゚+
1人でも多くの方に知って貰えるように゚+..。*゚+
スタッフ一同前進していきます!!

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