Sさんご夫妻の新居のための土地の契約、工事請負契約も終わり、いよいよ工事スタートに向けて地鎮祭が行われました。
今回は地鎮祭の様子をお届けします。
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肌寒い気候の中、11時から地鎮祭が行われた。
これまで何度も見ていた図面の実際の土地が、目の前に。私自身は初の訪問だったので、ようやく見ることができてうれしいとともに、思っていた以上の土地の高低差に少し驚いた。が、この高低差を生かした家がどんな雰囲気になるのか、今から楽しみだ。
地鎮祭の出席者はC4DLからは高橋さんと後藤さん、Sさん夫妻とMちゃん、Sさんの両父親と祖母の8人が参加。
成田市にある熊野神社の神主により地鎮祭が行われた。
地鎮祭とは、建物の新築工事の前にその土地の神様を祀り、工事の無事な進行と完了、土地・建物が末永く安全で堅固であることを祈願するために行われる。地鎮祭はおそらく一生のうちに一度経験するかどうかの特別なこと。準備するものはすべてC4DLから事前に伝えられ、当日は神主の説明によって行われるので安心だ。
地鎮祭の簡単な流れは下記の通り。
開式
「修跋の儀 (しゅばつのぎ)」祭壇、土地、参列者のお浄めをする
「降神の儀 (こうしんのぎ)」神を迎える
「献饌 (けんせん)」神さまにお供え物を差し上げる
「祝詞奏上(のりとそうじょう)」神様に工事の安全を祈る祝詞(のりと)を奏上
「四方祓(しほうはらい)・清祓い(きよはらい)」土地の四隅をお祓いする
「刈初(かりぞめ)」設計者が鍬を入れる
「穿初(うがちぞめ)」Sさん夫妻が鍬を入れる
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」榊を神殿に供える
「昇神の儀 (しょうじんのぎ)」神さまが帰っていく
「神酒拝戴 (しんしゅはいたい)」お神酒を頂く
閉式
地鎮祭が滞りなく終わったあとは、手土産をもって高橋さんとSさん夫妻は近所へあいさつ回りに。地鎮祭後にあいさつ回りをするのは通例だという
Sさんの妻の父親と祖母は初めてこの場所に来たという。「隣のアパートとの壁が気になるので、そこだけはしっかりしてもらいたい」との話も合った。
高橋さんの話によると、もともとの地主とアパートの持ち主との間で、境界に関しての念書があったのだという。今後はこの念書をもとに話をすすめていく予定だという。
地鎮祭も終わりいよいよ着工となるが、地盤調査の結果、地盤改良が必要であるとの検査結果が明らかになった。地盤改良のための追加工事費がかかるのは仕方ないことだが、高低差がある土地のために、さらに追加料金が発生するという。高い部分に機械を運ぶのに別途費用が発生するということを聞いた後藤さんは「スロープを作って機械が上の部分に上がれるようにすればいいんじゃないか」という発想のもと、C4DLスタッフ数人で土をならしてスロープを作り、追加料金なしで機械が登れるようになった。常に施主に寄り添って考えてくれるので、本当にありがたいと思う。
年内には地盤改良と、隣のアパートとの境界部分の補強工事を進めていく予定。
土地を見ながら図面を片手に、想像を膨らます。この土地がどんな姿になるのか、楽しみで仕方がない。後藤さんは「これからが楽しみでもあるが、設計通りに進めていくのが大変。気を引き締めて工事を進めていく」と話した。
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今年のコラムは今回が最後となります。
みなさまよいお年をお迎えください。
株式会社フィット 十津川でした。