家を大切にすると妖怪がやってくる

みなさまこんにちは、事務アシスタントの中村です。
年が明けてお正月から日常生活に戻ったころでしょうか。
2019年は年号が変わる新しい年。
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正月だから妖怪だろう?と後藤から話があったので家と妖怪の関係を少し調べてみました。
中村世代はゲゲゲの鬼太郎、今は妖怪ウォッチも人気で古くから日本では妖怪の存在がありました。
また家との縁が深いものも多くあります。
真夜中、どこからともなく「ピシッ」という音が聞こえることはないでしょうか。
昔の人は妖怪「やなり」の仕業だと考えていたそうです。
眠れずに天井をじっと見ていると、シミに気づくかもしれない。
それは「天井なめ」という妖怪が舐めた跡なのだと言われてきました。

現代人なら、「それはみな、合理的に説明がつく自然現象でしょう。
妖怪なんてとんでもない」となるかもしれませんが、
ほんの少し昔まで、日本人は妖怪の存在を信じ、恐れたり懐柔しようとしたりしていました。
家と妖怪の関係について否定せず、ありのままを受け入れていました。
なぜ人は、妖怪の存在を生み出したのでしょうか。
理由の一つは、純粋な恐怖心だと思います。
トイレに出没する「頑張り入道」が一番分かりやすい例です。
現代の私たちにとっても、トイレは少し怖い場所です。
大概の場合、建物の北側や隅に位置し、どことなく薄暗い。
さらに個室で一人きりになるのは不安なものです。
とくに怖い話をした後なんかは、ありもしない視線を感じることは、誰だってありますよね。
ましてや昔の厠です。
明かりもなく、足元には大きな開口部があり、人に不安感を抱かせるに十分です。
「天井なめ」や「垢なめ」も、天井や風呂桶のシミを、
妖怪の仕業と考えて恐れたのがその発端かもしれません。
しかし、これらの妖怪はただ怖いだけの存在では終わりませんでした。
昔の人は、「彼らに舐められたらいやでしょう。それならしっかり掃除をしなくては」と、
自分達や子供達にも教訓として受け継がれてきました。
「やなり」は、気味の悪い現象ですが、科学的に説明がつくそうです。
夜間、空気が冷え込むことにより物質の体積が減るけれど、金属と木材ではその比率が違う。
それが歪みを生んで、高い音を立てるのだそうです。
建て付けの悪かった時代、
トイレに吹き込んでくるすきま風は、「頑張り入道」の息を思わせました。
雨漏りが珍しくなかった時代、天井にカビ由来のシミができるのは、納得できます。
しかし現代人なら、これらの妖怪を退治する現実的手法を持っています。
「垢なめ」を撃退してくれる強力なカビ洗浄剤も、薬局で簡単に手に入ります。
夜中に音がしても「あれは科学的に解明できる現象だ」と納得すれば怖さも半減しますね。
しかし昔の人たちにとって、妖怪退治はそう簡単なことではありません。
そこで、妖怪たちに魅入られないよう、魔除けのための手法をいくつも編み出しました。
現代でも少なくなりましたが見かけるのは鬼瓦がそのひとつです。
屋根の突端部分に恐ろしい鬼の顔をした瓦を取り付け、魔を追い払おうとしたのです。
また、魔除けの護符を玄関に貼るのも有効だと考えらました。
世の中が明るく、便利になれば、
恐怖心や手入れの不行き届きが生み出した妖怪は、いずれ忘れられてしまいます。
しかし、東北にはまだ「座敷童の出る家」が残っているそうです。

「座敷童」の正体は、その家に昔住んでいた子どもだとか、河童だとか、
さまざまに言われていますが、その家に幸福を呼ぶ妖怪として知られています。
怖い妖怪は遠慮したいですが、幸運を呼ぶ妖怪なら少し来てもらいたい気持ちもありますよね。
「座敷童」が棲む家は、家人が家屋を大切に扱っているという共通点があります。
行き届いた掃除は悪い妖魔を撃退する効果があるとともに、
良い妖怪を呼び寄せる力もあるみたいですね。
疲れているときの掃除はめんどうくさいですが、幸運を呼ぶ「座敷童を呼び寄せるため」と思えば、
少し頑張る気持ちも起こるかもしれません。
様々な技術が生み出され、発展していく家。
その一方、私たちが忘れてしまっていることも、きっとたくさんあります。
古来、人と共に生き続け、“家への愛着”を教訓的に教えてくれる妖怪の存在は、
今だからこそ大事な存在かもしれません。
トイレを怖くない場所にしたりカビが生えにくいシステムを使ったり
悪い妖怪が来ないようなプラン作りをC4DLはお手伝いします♪

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