新年度が始まりましたね。この時期は、会社や学校の行事予定が分かるので、
1年間の目標や旅行などお楽しみイベントの計画を立てる方も多いのではないでしょうか?
近い未来の計画ももちろん大切ですが、こういった機会にぜひ一緒に考えて頂きたいのが、
ご自身のエンディングについて。真逆のことと思われるかもしれませんが、
ご自身のエンディングを考えることは、未来を作ることにもつながります。
私自身がエンディングファイル(ノート)を作成したことで、
感じたメリットについてご紹介いたします。
●当たり前の日常への感謝
エンディングファイル(ノート)というと、死に向かうための身辺整理、
お年寄りが準備するものというイメージ、ありませんか?
ですが、私が作成したのは40歳のときです。その後も定期的に見直し、更新しています。
私はエンディング講座を受講し作成しましたが、書店などでも購入することができます。
メーカーによって多少記入項目に違いがありますが、
ほとんどのものに『家族へのメッセージ』を記入する欄があります。
ご家族への感謝の気持ち、日頃から言葉にして伝えていますか?
実際に書いてみることで、当たり前だった日常が、
とても大切な時間であると改めて気づくことができました。
●人間関係の見直し
私は、連絡先を記入する欄には、その人のニックネームとどんな関係かも記入しています。
学生時代の友人を旧姓のまま呼ぶことや、
名前とは全く結びつかないニックネームで呼んでいることはよくあることです。
本名とニックネームの両方があると家族にも分かりやすいです。
また、どんな関係かを書いているのは、もしものときに家族が連絡する相手が最小限で済むように。
例えば、元職場の仲間と書いておけば、
その人に連絡すれば他の職場仲間には連絡しなくて済むと分かります。
(相手側にもお願いしておきます)
もともとは家族が困らないようにと記入したことですが、
自分の人間関係を見返すきっかけにもなり、
会う約束をする、電話するなどのアクションにつながりました。
逆に、自分のエンディングのときまで続く関係なのか?とも考えることに。
限りある時間、大切な人を見極めていくことも必要なのではと思っています。
●これ1冊あれば大丈夫!
一度書いて終わりではなく、定期的に見返す習慣を作るため毎年送られてくる
年金通知や加入保険の契約内容確認なども一緒に綴ることにしました。
新しい通知がきたら差し替え、ファイルも見返します。
クレジットカードや預貯金などを記入する欄があるので、
この1冊があれば手続き関係が全て把握できます。
「これ1冊あれば大丈夫!」とてもシンプルで分かりやすいです。
自分のエンディングを考えるのは、楽しい作業ではないかもしれません。
ですが、考えることで、どんな風に暮らしたいか?が明確になり、
今やりたいことへエネルギーを注ぐことができます。
未来をつくるためのエンディング、考えてみてください。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 佐藤美香
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