子どものお手伝い 「できる」を増やす仕組みと準備

「子どもに家事を手伝って欲しい。」そう思うお母さんは多いのではないでしょうか。
けれども、実際に手伝ってもらうと、
ついやり直してしまったり、「早く」なんてせかしてしまったり。
せっかくのお手伝い、気持ちよくお願いしたいですよね。
仕組みを見直すことや準備をしておくことで、お手伝いもお願いしやすくなりますよ。

●やりやすい環境づくり
例えば、洗濯。洗濯バサミは、メーカーによって固さが違うので、
挟む時にあまり力がいらないものを選んでおくと、子どもにもお願いしやすくなります。
後は、子どもの手の届く高さにピンチを設置するだけ。

写真は、洗面所に置いている引出し収納に、洗濯ピンチを引っかけ、靴下を干しているところです。
使う道具や場所を少しだけ子ども目線に変えただけ。
靴下など多少しわになっても気にならないものなら、小さな子どもにも充分お願いできます。
大人が干すより時間はかかりますが、子どもに靴下をお願いしている間に、
別の洗濯物を干すことが出来ますし、何より一緒に話しながら家事をするのは楽しいです。

●工程を減らす・変える
お料理は、調理の行程を減らすことや順番を変えることで、子どものできることはグンと増えます。
例えば、フライの衣つけ。小麦粉と卵をマヨネーズに変更すると1つ行程が減ります。
まんべんなく粉と卵をつけるのは意外と難しい作業。
トレーにたっぷりマヨネーズを出して塗る方がずっと簡単でとりかかりやすいです。
しっかりマヨネーズがついたら、あとはパン粉をふりかけるだけ。

楽しんでやってくれるので、こちらも声をかけやすいです。
他にも、ボールに材料を入れて混ぜていたものを、ポリ袋に入れて混ぜるようにすれば、
手を汚さず材料も散らばらずにモミモミするだけ。小さな子どもでも安心です。
ちょっとした工夫でできる事が増えるので、ぜひ試してみてくださいね。

●「大丈夫」の心の準備
大人はつい失敗しないようにと先回りしてしまいがち。
時には「大丈夫」とドンと構えて見守ることも必要です。
壊さないように、汚さないようにと教えるのは大切なことですが、
壊してしまった時・汚してしまった時にどうするか?を教えることも大切です。
覚えるチャンスと捉え、どんどんお願いしてしまいましょう。
※予め大切なものは避けておいてくださいね。

「できる」ようになるためには、まずは「知る」。
「できる」ようになるまで「やってみる」。子どもの成長は、あっという間です。
親がたっぷり関われる時期に、お手伝いしてくれる子どもを見守っていけるといいですね。

収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 佐藤美香
https://angeluxes.co.jp/

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