第四十五回 About C4DL コラム「S様邸お引き渡し」

第四十五回

大好評の中終了した「ハウジングフェス」。
今日は、Sさん夫妻の住宅「ダンジョンハウス」の最終工程である引き渡しの日。そう、高橋さんや後藤さんが設備等の説明をひとつひとつしながら、最終確認をしてSさん夫妻に引き渡す日なんです。Sさん夫妻とお嬢さんの3人と共に、大西と十津川もご一緒させていただきました!
 前回のコラムでは、構造的や仕様等の部分を紹介させていただいたので、今回はSさん夫妻がこの時を迎えて、また迎えるまでの心情的な部分にグッと迫り、紹介させていただこうと思います。
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実は奥さん、ハウジングフェスには足を運べず、仕上がりを確認するのは今日が初めてのことだという。

工事が終わってから今日に至るまでの工程を確認

工事終了→社内検査(要チェックの場所にテープ付け)→リペア(補修)→施主検査→引き渡し

行政が確認する「完了検査(申請した図面通りに建物があるか、感知器などが設置されているかなどの確認)」が本来ならば引き渡し時には終了しているはずだが、台風15号の影響でまだ入れてないとのこと。数日後に入る手はずは整っていた。

玄関を開けると、やはり広い!とにかく玄関が広くて明るい!奥さんからは歓声があがり・・・

ハウジングフェスでも大好評だったという青の壁「ジョリパット」。奥さんと後藤さんの感性がマッチし、形になったもの。後藤さんは「ふつうは外壁で使うものだし、無難な色にする人が多い中、Sさんならと思って提案してみました」と話す。同色のタイルを、玄関からリビングへ向かう階段の蹴り込み部分にあしらっているのも・・・、後藤さんならではセンシブルなセットと感心!

進んでいく中で思わず漏れた言葉が、「もう感動の連続!」。
ワクワクが隠せない様子だった。

「なぜC4DLをハウスメーカーとして選んだのか」
という質問に対して、「他とは違う家がよかったから。周りに同じような家が連なるような一角の家はイヤだったから」とSさん。そんなとき、C4DLのオープンハウスを知り、見学に行ったことが決め手だったという。もちろんSさんの感性は奥さんも共有しているからこそ「あの色のジョリパット」も受け入れらたように思う。

各部屋を順番に回りながら、横すべり窓の開閉の仕方やシェードの使い方、24時間換気、キッチン周りの設備、バストイレの設備、鍵の設定や使い方などを説明していく。シーリングやライト、カーテンなど標準装備のものも多く、事前にほかの仕様や色なども指定ができる。

エアコン2台は標準装備としてセットしてある。風通しも抜群だが、現状どの部屋にもエアコンが設置できるようコンセントは確保してある。

「この家の中で一番好きな場所はどこ?」
と夫妻に尋ねると、旦那さんは「ウッドデッキ」、奥さんは「キッチン」と間髪入れず答えが返ってきた。

「ウッドデッキ」は約7畳。その広さに「ハウジングフェス」の来客からも歓声が上がったという。ハイデッキならではの特殊構造で、床部分は耐久性のある樹脂木材を使用。手すりと枠はセラカンバツで、耐久性抜群の材料であるがデメリットもあるため、メンテナンスの方法を高橋さんがちゃんとアドバイスしていた。床面の隙間は、木材の伸縮に合わせてあえて開けているとのことで、確かに!と納得。夏は中央公園の花火も見られるのではないかとのこと!

「キッチン」もハウジングフェスの来客から好評だったという。奥さんの「青いタイルで」という要望に応えた形のキッチンタイルの色がいい。若さがあふれる感じ!

不安だったことは?
「正直お金の部分、三角形の土地のこと、遅れが生じてしまっていたこと」とのことだった。納期が延びれば賃貸で過ごしている身には家賃が痛いだろう・・・それを補ったのは、メールや電話などからの連絡だったようだ。「満足の頻度で、遅れについてもその理由がわかるものだったので」とSさん。文字としてきちんと残るメールというツールはよかったとも。

引き渡しの完了 
夫婦間で家づくりに関する意見の相違による喧嘩もなかったというし、もちろんC4DLさんへの不満も感じることなくこの日が迎えられたようだ。「信頼というか、いい意味でどんどん引き込んでくれた」とSさん。最後に「引渡確認証明書」2枚に署名をして、引き渡しが完了した!

最後にお二人に感想を聞いてみると
「想像していた以上の仕上がりでびっくり!そびえ立っている感がある!」と奥さん。Sさんは「まだ実感がわかないというのが正直なところ。生活が想像できない・・・」なんだかその感覚わかるような気がした・・・。あまりに素敵すぎて・・・まだ夢心地なのかもしれない。でも大丈夫、Sさん夫妻ほどこの家にマッチするご夫妻はいないから!そしてSさん、「納期の遅れとかありましたけど、仕上がりを見たらチャラ以上ですよ!」と大満足の様子だった。

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基礎ができるまでが長かったとSさんは話していましたが、振り返ればこれでもかと問題が浮上しましたよね。クリアしては次の問題が・・・という印象が強かったんです。中でも、整地していたら出てきた地主宅の配水管。購入した土地を通り排水されていたというから驚きでした。でもすべてC4DLさんが解決してくれました。前回のコラムでもありましたが、構造計算が複雑で、建築確認の資料は通常の3倍の厚さ。それが仕事ではありますが、ほかのハウスメーカーが果たしてここまでやってくれるのかと(まずはこのような土地は手を出さないだろうとも聞いていますが)、感心してしまいました。

9月中には引っ越しを終える予定とのこと。これから家具を選んでいくというから、この家をSさん家族がどんなインテリアで作り上げていくのだろうかと楽しみになりました。1年後にまた尋ねたいくらいです!

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1年7カ月追いかけてきた、三角形の限られた面積をフル活用し、3LDKを獲得したS邸「ダンジョンハウス」のコラムは終了です。次回からは座談会や他の物件をどんどん紹介していきたいと思っています。

株式会社フィット 大西でした。

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