もうすぐ八十八夜 新茶で楽しむ和みの時間

「夏も近づく」と茶摘み歌にもある八十八夜。
立春から数えて88日目にあたる日のことを言い、夏の準備をはじめる頃合いとされています。
2022年の八十八夜は5月2日。
この時期に摘まれるお茶は、「新茶」(一番茶)と呼ばれます。
冬の間、ゆっくりと蓄えた養分がつまった新茶は、旨みや甘みが格別。
そして何より、若葉の瑞々しさが感じられる香りが特徴です。
さわやかな新茶の香りで、和みの時間を楽しんでみませんか?

お茶の美味しさを引き出す「平型急須」
お茶を入れる道具として、まず思い浮かぶのが急須。
中でも煎茶や玉露が美味しく入ると評判なのが「平型急須」です。

一般的な急須に比べて高さがなく、平らで横に広い形が特徴。
急須の中で茶葉が広がり、葉の一枚一枚から、旨み、甘み、香りを引き出してくれます。
また、主な生産地である常滑の急須は、茶葉や水の雑味を吸着し、渋みの少ないまろやかなお茶が入ると言われています。
我が家では休日のリラックスタイムや、来客時に活躍中。
美味しい和菓子と一緒に、お茶の時間をゆっくり楽しみたくなりますよ。

毎日気軽に楽しめる「水出しポット」
煎茶はお湯の温度や茶葉の量をきちんと計るのがちょっと面倒。
そんな時は「水出し」で気軽に煎茶を楽しんではいかがでしょうか。
お好みの茶葉を1リットルの水に対して15グラム前後、お茶パックに入れて冷茶ポットに。
冷蔵庫で3~4時間置けば、美味しい水出し煎茶の出来上がりです。
また、水出し用に茶こしがついたポットも便利。
我が家で愛用しているのはHARIO「フィルターインボトル」です。

(画像はHARIO公式ホームページよりお借りしています)
ワインボトルのようなフォルムに惹かれての購入でしたが、茶葉が水の中で拡がるので、お茶パックで煎れるよりもお茶の旨みや甘みがより感じられます。
冷蔵庫に常備しておけば、いつでも冷たい煎茶を楽しむことが出来ますよ。

茶殻は捨てずに再利用
新茶を楽しんだ後の茶殻、まだ良い香りがするので再利用してみましょう。
面倒くさがりな私でも出来た、オススメの活用法をご紹介します。
・玄関まわりのお掃除に
固く絞った茶殻を、玄関まわりのたたきやポーチにまいて、掃き掃除に。
掃く時のポイントは、埃や細かい砂利を茶殻で包み込むようなイメージで、優しく集めていくこと。
新茶は特に、青葉のさわやかな香りが広がるので、気分はまるで森林浴!
お掃除がはかどります。
・入浴剤の代わりに
茶殻をお茶パックやガーゼなど(気にならなければ古いストッキングでも)で包んで、お風呂にイン!
煎茶の香りにつつまれて、リラックスした入浴タイムが楽しめますよ。
お茶の葉に含まれるカテキンには、殺菌・消臭作用があるので、汗をかきやすいこれからの季節、体臭を軽減してくれる効果も期待出来ます。
緑茶風呂は浴槽に茶渋がつきやすいので、入浴後はすぐにお湯を抜くようにして下さい。

他にも茶殻には、お料理に使ったり、乾燥させて靴の消臭剤にしたりと、様々な活用法があります。
初夏の訪れを感じる新茶の香りを、とことん楽しんでみて下さいね。

収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 上野 友香子
https://angeluxes.co.jp/

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