子どもがすすんで片づける!おかたづけの仕組みづくり

子どものころから身につけたい「おかたづけ」の習慣。歯磨きなどと同じように幼い時から自然にできると、成長してから本人も家族もとても楽ですよね。まずは子どもの身近なもの=おもちゃからおかたづけの習慣をつけたいところ。今回は子どもがすすんでやりたがる!おかたづけの仕組みづくりをご紹介します。

●0歳~3歳までは年齢+1の区分けで


まずは「片づけ」のハードルを低くするために、おもちゃ入れの数を少なくしましょう。具体的には0歳から3歳までは年齢+1の収納用品の数で十分。例えば0歳の場合、おもちゃ入れは1つに絞り、全てその入れ物に片づけるようにします。やり方はまずは親がお手本を見せる→一緒にやってみる→できたら褒める!この繰り返し。2~3歳くらいだと3~4の区分け(ままごと、くるま、電車、それ以外)のざっくり分けで十分。大切なのは自分で「片づけ」ができるということ。「片づけ」られた空間が気持ちがいいということを小さな時から体感してもらうことが大切です。

●4歳以上には一時保管スペースを

4歳以上になると遊びが複雑になるのでもう少し細かく分けても大丈夫。ただし、子どもの片づけのハードルをあげないように注意します。おすすめの収納用品は、持ち手がついた軽い入れ物+シンプルな棚。子どもはおもちゃを自分で好きな場所に持っていって遊ぶため、片づける際におもちゃ収納が重いとそれだけでめんどうになり片づけなくなるのです。なるべく軽く(おもちゃを入れてもこどもの手で運べる重さ)・持ち手付きのものがおすすめです。
シンプルな棚はおもちゃを飾る場所を作るため。LEGOやシルバニアファミリーなどのおもちゃはその日だけで遊びが終わらず、次の日も続けて遊ぶことが多いですよね。その際に「このまま置いておいて続きは明日!」ができるスペースを確保したいのです。遊びが途中になってしまっても、この一時保管スペースがあることで、子どもも安心して遊びをやめることができ、すんなり片づけ始めてくれます。

●収納にはかならずラベリング

「片づけなさいと言っても全然片づけてくれなくて…」というお悩みをよく聞きますが、片づけるためには「どこに戻すか一目でわかる」ことが大切。
児童館や保育園・幼稚園のおもちゃ収納を思い返してみてください。必ず「文字」または「絵(写真)」でどこに何を戻すかがはっきりわかりますよね。お家でもぜひ収納にラベルをつけてください。

文字が読めるお子様は文字で、まだ文字が読めないお子様には絵や写真を貼るだけでOK。このひと手間があるだけで子どもが率先しておかたづけをするようになります。実際に我が家では子どもが小さい頃、すべてのおもちゃ収納に文字または写真のラベルを貼っていました。おかげで遊びに来たお友達もおかたづけの時間になるとすぐにお手伝いしてくれてあっという間に片づけることができました。

小さなころから片づけの習慣化ができると間違いなく人生の財産になります。また小さな「できた」の積み重ねが自己肯定感を育むことにもつながります。少しの工夫で子どもも大人もハッピーなお片づけ習慣、はじめてみませんか?

収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 森本 智子
https://angeluxes.co.jp/

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