第1回のコラムで取締役の高橋邦生さんを紹介してから約5年が経ちました。その間、C4DLが手がけた家もどんどん増えてきました。
今回は、高橋さんの心境の変化や新しく取り組んでいることなどについて、私十津川がお話を伺いました。
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新体制で役割を明確化
◇十津川:C4DLのデザインチームが発足して5年が経過しましたが、新しい取り組みなどはありますか?
◆高橋:現在、建築業界をとりまく環境も変化していることから、C4DLでも体制を見直して組織を整えているところです。役割分担を明確化してスムーズに業務を進めることで、お客さまに対してもより正確に迅速に対応できることにつながると思っています。
◇十津川:高橋さんと後藤さんの2本柱というイメージでしたが、女性スタッフも増えていますよね
◆高橋:子育て中のメンバーも多いことから、限られた時間内に最大のパフォーマンスができるように、と伝えながら仕事に取り組んでいます。取締役という立場でもあるので、ベースをまずきちんと作って、どうやって正しく発展させて経営していくかということも常に考えています。
「幸せになる家」を実現するためには
◇十津川:家づくりの提案をする上で、日頃から意識していることはありますか
◆高橋:「お客さんのためになっているか、お客さんに向かったベクトルになっているか」を常々意識しています。後藤がデザインする家は、「幸せになる家、豊かに暮らせる家」なんです。皆さんそれぞれ家族構成や生活スタイル、求めていることが違うので、コミュニケーションを密にとりながら、C4DLの家づくりの理念をしっかりと念頭に置きながら家づくりを進めています。
◇十津川:幸せな家をつくるためには、コミュニケーションが大事なんですね
◆高橋:そうですね。最初はお客さんも警戒していて口数が少ない場合もありますが、いろいろと話をしていくうちに、後藤とお客さんの目がキラキラし始めた時は、「よし!」と思います。お互いに心を開いてプランニングすると、本当にいい家が建つんですよ。
◇十津川:自分たちの生活スタイルや家族の関係など、格好つけず伝えることがよい家につながるんですね。
◆高橋:家を建てるということは、家族を見つめなおす機会でもあるんです。家づくりをするにあたって、この部屋は誰、この場所はこう使いたいなど、みんなでお互いのことを考えて、将来のことも話し合う機会にもなりますからね。そういうことを話しながら家づくりを進めていくと、幸せになる家になること間違いなしです。
◇十津川:確かに、家づくりをするとなると、家族や将来について考えますよね。
◆高橋:いろいろとコミュニケーションをとりながら家づくりを進めていく中で、お客さんと「これはいい!」って共感できた時は本当にうれしいです。
C4村の実現に向けて
◇十津川:新たな取り組みや今後の夢などはありますか
◆高橋:最近は、土地の仕入れも検討しています。3~4年後には、10区画ほどをすべてC4DLで建てて、C4村を作りたいと思っています。町全体の空間づくりもしていきたいですね。この先10年、20年経ったときに、「あのC4の家に住んでるの?すごい!」と言ってもらえるような会社になりたいと思っています。
とにかく、皆さんにいい家に住んでほしいという思いが強いです。家づくりを通じて、一人でも多くの人に喜んでもらいたい。そのためには、皆さんにもいろいろなこと知っていただきたいので、勉強会も開催しています。予算の事前審査のやり方とか、坪単価は会社によってとらえ方が違うので、検討するときは総額で考えないといけないなど、勉強会で伝えています。
正しい家づくりをする会社を増やしたいという思いもあって、FC展開も考えています。
◇十津川:C4村、ワクワクしますね。勉強会も、実際に家を建てている会社から直接話を聞けるのはうれしいですね。皆さんにいい家に住んでもらいたい!という強い思いが伝わってきました。今日はありがとうございました。
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いかがでしたでしょうか。改めて高橋さんにお話を聞いて、住む人に対して真剣、ということと、よりよい家に住んでほしいという純粋な思いがひしひしと伝わってきました。これからのC4DLがますます楽しみですね。
株式会社フィット 十津川有紀でした。