コルクといえばなんでしょうか。私はワイン栓を思い浮かべます。
長期保存のワインの栓として使われているように、コルクは耐水性の高い素材です。
今回は実用性が高いコルクを、建材・インテリア目線で、魅力をまとめました。
●建材として、とっても有能なコルク!
そもそもコルクってなんでしょう?―――実は樫(かし)の樹皮を剥いだもの!
9年周期で樹皮が取れるそうですが、3度目の樹皮から良質なコルク栓となるそうです。
1・2度目はまだデコボコが大きくて栓にならないので、砕いて固めて、建材になるのだそう。建材としては大変優秀で、「耐水・耐熱・耐薬品・耐火」となんでも耐えられそうですね。
足ざわりが良い素材で足腰に優しい弾力性があり、お子様やペット、年配の方の転倒・ケガ防止になるため、よく床材に用いられます。水に強く、濡れても滑りにくいため、お風呂に敷くことも可能です。
また、遮音性能が高く、断熱性能にも優れているので足元が暖かく感じますし、軽いので壁材として張るのも◎。このように素晴らしい性能を持っている天然素材です。
●インテリアとしてのコルク
コルクといえば、黄土色や赤みがかった茶色です。
でも今は、床材のカラーバリエーションや柄の選択肢が増えました。
アイボリー、ベージュ、ライトベージュ、ブラウン。他にも赤、緑、こげ茶などがあります。
画像の床材は、フローリング調の細長く見える柄になっています。
バリエーションが増えて、さまざまなインテリアテイストに合わせやすくなりました。
●新発想の「アート」としてのコルク
驚いたのが、コルクをベースにした壁掛けの植栽のインテリア。
生命力を感じる「生きた植栽アート」は立体的でインパクトがありました。
東亜コルクの園芸用コルクボード「トッパークリアール」に植栽を移植したものです。
しっかりと根が張られ、水やりも霧吹きで良いとのこと。
東亜コルクの社員さんに「私みたいな植栽の素人でも作れますか?」と尋ねたところ、こちらは社員さんが作られたそうで「皆さん誰でも作れますよ」とのご回答でした。是非、やってみたいですね。
自分で作った植栽アートは、より一層愛着がわくインテリアになることと思います。
コルクの魅力を、ぜひインテリアに取り入れてみてくださいね。
「収納とインテリアで暮らし最適化」
株式会社アンジェ・リュクス 伏見未央
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