繊細な形のワイングラス。
食器棚に収める際、収納位置に頭を悩ませた経験のある方も少なくないと思います。
今回は脚付きのワイングラスを、無駄なく収めるためのアイデアをお伝えします。
・ラックを使ってすっきり収納
高さのあるワイングラスを他のコップ類と同じ棚に収納すると、空いたスペースがもったいないと感じてしまうことがありますよね。
そこで食器棚の中にラックを置いて、背の低いグラスは上下二段で収納し、その横に背の高いワイングラスを置くようにしてはいかがでしょうか。
おすすめはガラス製品との相性が良い、アクリルなど透明感のある素材のもの。
ディスプレイ台としても使われることの多いアクリルラックなら、コレクション感覚でグラス類を収納することができます。
また、ディッシュスタンドなどの食器収納用品をお使いでしたら、ラックの素材や色を合わせて揃えるのも良いでしょう。
統一感が出るので食器棚の中が整って見えますよ。
ラックを使うことで収納力がアップするのはもちろんですが、脚付きのワイングラスとほぼ同じ高さなるので、見た目にもすっきりします。
また、普段使いのグラスをラックに置くことで、脚付きのワイングラス置き場が独立するため、うっかり触って倒してしまうような事故も起きづらくなるでしょう。
・ケースやトレイを使って横向きに収納
食器棚によっては棚の高さが低かったり、最近では引き出しに食器を収納したりするスタイルも増えてきて、脚付きのワイングラスを立てて収納するのが難しい場合もあります。
そのような時は思い切って、横向きに寝かせて収納してみましょう。
使用するのはプラスチックトレイなどの容れ物と緩衝材。
画像では二重にしたキッチンペーパーを緩衝材代わりに使用しています。
今回使用したのはB5サイズのプラスチックトレイですが、「リーデル・ヴェリタス」のピノ・ノワール用グラスが2脚、ジャストフィットで収まりました。
ワイングラスによっては、もっと背の高いものや形状の大小もあるので、グラスのサイズに合わせた容れ物を選ぶようにしましょう。
容れ物が大きくグラスが安定しない時は、スポンジなどの厚めの緩衝材を使ってすき間を調整して下さい。
グラスを出す時は容れ物ごと持って行けるので、脚が細く繊細なワイングラスの持ち運びも楽になります。
寝かせて収納することで、グラスの内側にホコリが入りにくくなるというメリットもあります。
繊細な脚付きワイングラスも、収納方法を工夫することで、スペースを無駄にすることなく安全に収納することができます。
普段からよく使うワイングラスは使いやすい位置に立てて収納し、使用頻度の低いワイングラスは、ホコリ防止にキッチンペーパー等で包んでケースやトレイに入れ、使用頻度の低い食器と共に食器棚の最上段に収納するなど、ご紹介した方法を組み合わせて収納しても良いですね。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 上野 友香子
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