今回は12月7日～8日にハウジングフェスが行われた、東京都墨田区O様邸「Rhapsody in Carnival（ラプソディー・イン・カーニバル）」をご紹介します。
小学生の息子さん2人とご夫婦、4人家族のO様一家。
18坪の土地を感じさせない開放感のある3階建ての耐火木造住宅が完成しました。
ご家族のこだわりが詰まった家を、早速見ていきましょう。
C4DLで初めて手がける耐火木造住宅
18坪の角地に建つ「Rhapsody in Carnival（ラプソディー・イン・カーニバル）」。
暗緑色の外壁に、黒の太い柱がアクセントとなっている。
「墨田区の防火規制を満たすために必要だった太い柱を、あえてデザインとして角に持ってくることで迫力を出した」とデザイナーの後藤宏樹さんは話す。
木造の耐火建築はC4DLでも初めてだったそうで、「防災規制を満たすためには、通常の家屋より分厚い壁や天井にする必要があったが、18坪という土地を感じさせず、少しでも広く大きく使えるようにと考えた」と住宅プランナーの高橋邦生さん。
開放感のある16帖のLDKとプライベートバルコニー
「リビングは居心地よく、自然とみんなが集まる場所にしたかった」と話す奥様。
空間の主役となっている重厚なダイニングテーブルは一点もので、シーリングライトと合わせて日本工学院専門学校蒲田校デザインカレッジ インテリアデザイン選考の学生チームが、企業連携課題で提案したアイテムをそのまま取り入れている。
キッチンカウンターの壁はモールテックスで後藤さんが自ら仕上げ、壁紙とは違った味のある仕上がりに。
天井にも広さを演出する工夫がされている。
梁見せ天井にすることで、視覚効果によって実際より天井が高く感じられ、開放感のあるリビングを実現している。
窓の外は、「ウッドデッキを作りたかった」というご主人の夢を実現したプライベートバルコニー。
広々としたウッドデッキは、夏にはバーベキューやプール、ハンモックでの夕涼みなど、さまざまなシーンで活躍しそうだ。
プライベートバルコニーに続く一面の大きな窓ガラスも、後藤さんのこだわりポイント。
耐火建築であるため、通常より壁や天井に厚みがある。
「厚みが必要な分、変わった寸法になってしまうが、あえて小さい壁などができないようにぴったりと設計した。リビングの窓も上や左右に壁がないでしょう」と後藤さん。
確かに、ぴったりと窓が配置されているので、広々としてすっきりとした印象になっている。
こちらは奥様のお気に入りのキッチン。
アメリカンヴィンテージな雰囲気を引き立てるこちらのタイルは、C4DLのオフィスで使われているのを見て、奥様が一目惚れしたそう。
休日は夫婦2人で料理をすることもあるそうで、2人が余裕を持ってすれ違えるようなスペースに設計されている。
徹底して「見せない収納」にこだわったという奥様。
背面の擦りガラス調の引き戸の中はパントリーになっており、食器や炊飯器など全て収納できるよう計算して作りつけた食器棚が。
収納力もたっぷりで、おしゃれなキッチンをすっきり保ちながら使い続けられそうだ。
こちらは大容量の食洗器。
キッチンは特にこだわりたかったという奥様が見つけてきたという。
キッチンカウンターの下には調味料入れも。
カウンターの高さやキッチンの仕様など、柔軟に聞き入れてくれるのもC4DLならでは。
各室もこだわりが詰まった空間に
3階には主寝室と、2つの子ども部屋がある。
主寝室はご夫婦が気に入ったというボタニカル柄のアクセントクロスが、リゾートのような雰囲気を演出。
2つの子ども部屋は、それぞれクラゲ柄と宇宙柄のアクセントクロスになっている。
子どもたち自身が好きなデザインを選んだそうだ。
3階の廊下には窓が4つ。
角地とはいえ周囲に高い建物が多いので、日が差し込む配置になるよう計算したという。
朝目覚めて寝室を出ると、明るい廊下…というのは、毎朝気持ちよく目覚められそうだ。
1階は、バスルームと洗濯から衣類を畳むまでの一通りの作業が1部屋で行えるドレッシングルームがある。
洗面台のメキシカンタイルは奥様がインスタグラムで見つけて一目惚れしたアイテム。
C4DLのスタッフが写真を実寸大で印刷し、バランスを見ながら配置を決めたという。
「こちらの希望に柔軟に対応して取り入れてくれたのがうれしかった。とっても気に入っている」と奥様。
C4DLに決めた理由は？
土地が決まった状態から家作りを始めたO様ご夫婦。
ハウスメーカーは展示場が広すぎてイメージが湧かなかったこともあり、工務店に依頼をすることに決めた。
「他の工務店で私たちの希望を全て詰め込んだ間取りを作ってもらったけれど、とても住みにくそうで。そんな時C4DLのハウジングフェスの開催を知って、見学に行きました」と奥様は話す。
「後藤さん、高橋さんと話す中で『要望を全て取り入れても住みやすくなるとは限らない。私たちはできないことはできないとお伝えします』と言われて、信頼できるな、と思いました」と旦那様。
ハウジングフェスでじっくりとC4DLの住まいに関する思いや考え方を聞き、帰路に着く頃にはここで家を建てようと決心していたという。
「細かい注文にも対応してくれて、コンセントの配置なども都度確認してくれたので、理想が形になった。全ての点に置いて、C4DLに依頼して良かったと思っている」と旦那様。
「構造計算や審査が通るまでに時間がかかったこともあり、心配でした。希望を詰め込んでやりたい放題お願いしたので、費用面も不安でしたが、細かく見積もりを取って比較検討したので、妥協せずに予算内に収めることができました」と笑顔で話す奥様。
「今はこんなにおしゃれな家に住んでいいの？！という気持ちです。完成直前での変更や急な希望にも柔軟に対応してくれたのもうれしかったですね」と、満足そうに話した。
子どもたちも「住むのが楽しみ！」とわくわくした様子だった。
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いかがでしたでしょうか。
後藤さんが名付けた「Rhapsody in Carnival（ラプソディー・イン・カーニバル）」。
個性的なアイテムを好み、自由な発想でデザインを考えるO様一家の、にぎやかで楽しい雰囲気から名付けたそうですが、まさに明るい笑顔が素敵なＯ様ご一家の印象にぴったりな家でした。
ひときわ存在感があり、中に入ると隅々までご家族のこだわりが詰まった家。
4人で暮らしていく中で、時間をかけてますます素敵な家になっていきそうですね。
株式会社フィット 齋藤舞でした。
次回ハウジングフェス予告
2025年2月中旬、千葉県八千代市勝田台にて開催予定です！
延床面積約26坪の中にペット（犬）と気持ち良く暮らすための工夫やオーナー様のこだわりがつまった住宅です。
詳細はまた追って情報を発信していきますのでお楽しみに！
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