3月3日から2週にわたり開催されたY邸のオープンハウスには、50組を超える多くの方が来場したそうです。C4DLのオープンハウスを見て、自分の家をもちたい、住み替えたい、リノベーションしたいなど、いろいろ思いが募った方も多いと思います。
今回のコラムでは、実際に家を買うにはどういう順序で考えていけばいいのか、ポイントなどについて話を伺いました。
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「建て売り価格で注文住宅をつくる」というミッションを掲げているC4DL。
このミッションをクリアするためには、4つの大事な要素があるという。
「予算の計画」「土地の選定」「家族の賛同」「建築プラン」
この4要素は順番も大きな鍵となっており、C4DLではまず「予算の計画」から始める。
「住宅購入予算計画書」と題した予算計画を作成し、土地や建物本体の価格はもちろんのこと、建物以外の外構工事や家を建てる前に必要となる前工事、土地を所有するにあたって必要となる届出などの諸経費など、すべてを洗い出す。そうすることで、実際に家や土地にかけられる現実的な金額が算出されるのだ。
この「予算の計画」をおおまかな数字で算出してしまうと、最終的に必要な価格とかけ離れる場合が多い。
一般的に大手住宅メーカーは、建築プランの提案から始まり、モデルハウスや大量のプランを見せられてどんどん夢を膨らませ、テンションを上げていく。そして理想の家に対しての見積もりをした結果、現実的な価格ではない場合が多く、もう一度プランを考え直したり、いろいろなところを削ったり、無理して背伸びをしてしまったり、ということになりがちだという。
こうした場合にも、プランの提示や見積もりなどに時間もかかるし人件費もかかる。この人件費はどこから出るかというと、家の価格に組み込まれており、すなわち家を建てた人が支払うことになる。
またモデルハウスも同様。実際の家があると、検討もしやすく体感できるという利点はあるものの、このモデルハウスの建設費及び維持費もまた家の価格に組み込まれているのだ。
人件費やモデルハウスなど、家を実際に購入する人が支払うことになり、消費者としては複雑な心境だ。
C4DLは建設費や維持費がかかるモデルハウスを持たないが、第10回のコラムでも紹介したように、オフィスがショールームとして機能している。また、今月開催しているオープンルームを最大限利用して、C4DLの提案する住宅を体感することができる。
C4DLは「理想の家に住んで喜びを共有」という大前提を掲げつつ、現実的な予算をまず考えて、そこからスタートする。そのため余計な労力や経費をかけず、その分理想の家に近づくことができるのだ。
確かに家を買う時には、理想の家を見たり妄想したりするのは非常に楽しいものであるが、予算計画を曖昧にしておくと、理想の家から現実に戻るには精神的にもつらく、いろいろなところを我慢したり妥協したりする作業はストレスがたまると思う。
実際、自分自身も家の購入を考えていた当時、モデルルームを見て家に対しての夢がどんどん膨らんだものの、理想と現実の格差に諦めた経験がある。
C4DLでは最初に予算計画をしっかりと立てるため、「こういった費用が実は必要でした」などがなく、大幅な費用のズレは生じない。「妥協するのではなく、予算内で最大限のものを提案する」と高橋さんは話す。
「建て売り価格で注文住宅をつくる」というミッションを掲げているC4DL。
このミッションをクリアするために、あらゆるところで工夫し、より快適な住環境を提供して喜びを共有したいという、強い思いが伝わってくる。
次回は「土地の選定」について詳しく話を聞いてみたいと思う。
株式会社フィット十津川でした。