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こんにちは。広報PR・住宅アテンドの澁谷です。
今回から、弊社で実際に建てた家の外観デザインや間取りのこだわりについてブログを書いていきます。
その名も「C4DLの家を徹底深堀り！」シリーズです！外観デザインや間取りにおいて何を優先し、なぜそうなったのかという経緯や理由、ドラマチックポイント等を順番に解説していきます♪

▷「C4DLの家を徹底深堀り！vol.1 『Active Family House』」間取り編はこちらから

第1回目は、特徴的なファサード（外観）のハーフインナーガレージを備えた『Active Family House』です！
 

 

◆設計デザインの流れ

①お客様のご要望を丁寧にヒアリング

お客様のご希望はバイクをいじれる場所がほしい、車は2台停めたい、広いリビング、子ども部屋2部屋、1階に水廻りがほしいという内容でした。
車を2台停めることも必須で、この敷地内で車を2台停めるとなると、1階に大きなリビングを確保することが難しく、2階リビングという選択になりました。
 

②「土地の性格」を分析

まず、その土地の性格を分析します。この土地は高台で、裏側の高低差は約2ｍ、前面道路は4ｍ、間口は9.8ｍ、奥行きは13.2ｍで南入りの約40坪のやや変形地です。
敷地の高低差も含め3Dモデリングをし、太陽光の入り方なども確認しつつ設計していきます。
 

③ゾーニング

お客様のご要望をヒアリングした結果をゾーニング（エリア分け）していきます。
「車を2台停めたい」・「広いリビングがほしい」というご要望が必須でしたが、敷地の奥行きが足りず、高低差もあり、1階リビングにした場合広さが取れませんでした。そのため、このお家はリビングを2階に持っていき、1階に主寝室と水廻り、2階には子ども部屋2部屋というゾーニングとなりました。
ここでのゾーニングのポイントとしては、2階部分をはね出し広いリビングを確保し、主寝室とガレージをつなぎ第2のリビングとして使えるようにエリア分けをしました。
 

④「外観」から設計

C4DLでは、間取りからではなく外観から設計していきます。

ゾーニングをもとに外観の輪郭を決めていきます。
屋根の形状は建物の雰囲気を決定づけるものでもあります。
この住宅は、図の矢印のように屋根の勾配を互い違いにしています。左右の屋根を分けるように中央部に仕切り壁を設けることでアクセントにもなり、デザイン性を高めることにもつながりました。
このフォルムの方向性としては「機械的なデザイン」+「アシンメトリー」を目指しました。
 

ホワイトモデルでつくった形状に凹凸を付けていきながら、ディテール（細かい形状）を決めていきます。この時、外壁のカラーリングの切り分けを考えながら仕上げ形状を整えていきます。
同時にサッシをはめ込んでいく作業をするのですが、重要視する部分は当然「ファサード（家の顔）」になります。外壁の余白をどう残すか、また、ベストなサッシの位置と形状は何かを決めていきます。この時、プライバシーが保たれないサッシにならないよう適材適所にサッシをはめ込んでいきます。

この住宅のコンセプトは「アシンメトリー」なので、ファサードのサッシ形状は全てバラバラで、あえて高さを揃えていません。正面は「アシンメトリー」ですが、その他は揃えるところは揃えてデザインすることで、「唯一無二」の住宅となります。
プラスアルファとして、ウッドデッキから外部が見え、家族の気配が感じられる空間をつくり、その場所がより機械的なデザインになるようルーバーを使用しました。
 

「アシンメトリー」がコンセプトのこの住宅では、金属サイディングの種類は2種類、形状も縦目と横目、さらに色も3色使用し、そのフォルムがより美しく見えるようにコンセプトに沿った素材と色選びをしていきます。
木の温もりも忘れぬように1階部分には天然木も使用します。
 

◆まとめ

外観のデザインはどう見え、どう見られるのかが大事です。
今回の『Active Family House』では、ダイナッミクなファサードは4種類のガルバリウム鋼板とレッドシダーを張り分けることで「個性的な4人家族が一つにまとまっている様子」を表現しました。
このように雑談を通じてお客様の雰囲気や想いを汲み取り、住宅に反映させることで「お客様の個性」と「お家の個性」がぴったり合った外観デザインになります。

次回は「C4DLの家を徹底深堀り！vol.1 『Active Family House』間取り編」でお会いしましょう♪

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