こんにちは。広報PR・住宅アテンドの澁谷です。
前回の「C4DLの家を徹底深堀り!vol.1 『Active Family House』外観編」に引き続き、今回は間取りについてお話ししていきます♪
▷「C4DLの家を徹底深堀り!vol.1 『Active Family House』」外観編はこちらから
間取りにおいて何を優先し、なぜそうなったのかという経緯や理由、ドラマチックポイント等を順番に解説していきます!
◆プランニングの流れ
まずパースから作成し、並行して間取りを詰めていく作業です。
下の図のように3Dモデリングを見ながら平面プランを詰めていきます。太陽光がどう入るのか、風がどう抜けるのか、土地の高低差もモデリングし、現実に近い状態で検討していきます。
ドラマチックな間取りにするには、平面図だけでは検討しきれません。
どこをどう「ドラマチックな間取り」にするかのイメージを具現化するためにはこの手法がベストです!
【1階】間取り完成図
【2階】間取り完成図
完成にいたるまでの経緯を、まずは3Dモデリングとプランニングがリンクしながら完成していく工程を通して、「ドラマチックな間取り」がどうできあがるのか、お見せしちゃいます♪
◆配置図
〇配置計画
図の赤い部分は、軒下(のきした)になります。図を見てわかるように、車が軒下にかかるように駐車スペースを確保し、その上を居室としています。
車を停めて敷地の奥行きを考慮すると、1階には広く快適なリビングは確保できないため、2階リビングという選択になりました。
〇回遊動線
青い部分が軒下を利用した「ハーフインナーガレージ」です。広さはウッドデッキを含め約6.3帖となっています!
図の矢印のような「玄関→玄関ホール→ウッドデッキ」という回遊動線にするために、玄関ホールに隣接する窓(黄色部分)を掃き出し窓としたことにより、ドラマ性と利便性を兼ね備えた動線となりました♪
雨の日は、軒下から荷物を出し濡れずに運ぶことができてとっても便利です!!
〇ドラマチックな仕掛け
また、緑の部分にルーバーを設けたことで外から帰ってくる家族の気配を感じられ、なおかつ風も光も通す快適な空間に仕上がっています。
◆1階平面図
〇回遊動線
ハーフインナーガレージに隣接する主寝室には大きな掃き出し窓を設け、図の矢印のような主寝室→ハーフインナーガレージ→玄関ホールへの回遊動線とし、主寝室を第2のリビングとして使えるように計画しました。主寝室とハーフインナーガレージを合わせると12.8帖となります。
主寝室には間口3.6m・奥行き0.9mの大きなクローゼットを設けました。大容量なので季節ものや布団などの大きいものもしまっておけてとっても便利です!
さらに階段下を利用し、書斎スペースも設けました。
〇家事動線
水廻りは1階に設けました。洗面所には収納も確保してあります。
洗濯物を干す場所としてもハーフインナーガレージは使えるので、家事動線も短く済みとても楽ちんです♪
軒に奥行きがあるので、雨の日でも洗濯物を干せちゃいます!
〇通勤動線
約1m20㎝ある広い玄関ホールは、朝の忙しい時間でもスムーズに行き来ができ、家族みんなで出かけるときも渋滞しません。
〇収納
玄関ホールにはシューズインクローゼットの他に、間口の異なる2つの収納を設けました。
オーナー様は子育て世代のため、靴や持ち物が増えても安心です。
回遊動線を利用することで、間取りもドラマチックになります!「外からまわる回遊動線」(配置図参照)と「室内をまわる回遊動線」の2つの異なる動線は機能と楽しさを演出します。
◆2階平面図
〇LDK
LDKの方位は東側に位置します。朝日が入り西日は遮断されるので、ベストな配置だと思われます。
南側にはあえて大きな窓は設けず、コンビネーションサッシ(=異なるタイプの窓と窓の組合わせ)を使い意匠性を高めました。
北東に位置するキッチンは静寂性が高く、余計な陽が入らないため食材が傷みにくいです。
広さはL・D・Kを合わせて16帖になります。キッチンは対面式で、タイプはペニンシュラ型(=キッチンの片方を壁付けにするレイアウト)となっています。
〇収納(LDK)
食器を収納でき、上には家電を置くことができる背面カウンターのその横にはパントリーを設けました。
リビングには、南側の窓の両脇に収納をそれぞれ設けました。
〇ドラマチックな仕掛け
階段室側には小窓(緑部分)を設けたことで家族の気配が感じられ、なおかつ風も抜けます。
デザインをリビングドアと合わせることで、デザイン性が高まり愛着が湧くアイテムとなります。
〇回遊動線
図の黄色部分は掃き出し窓となっており、矢印のようにリビング→バルコニー→ホールと回遊動線が可能となります。洗濯物の取りこみ時などの機動性も上がる便利な間取りです。なおかつ子ども部屋にもベランダを介して視線が通り、家族の気配が感じられる回遊動線となっています。
〇室内窓
トイレの配置位置が外壁に面していないため間取り上では暗いトイレになってしまいますが、室内窓(青部分)を設けることで暗い空間にならず、なおかつ風も抜けるため衛生面においても効果があります。
〇収納(子ども部屋)
南北に分かれて同じ大きさの子供部屋を2部屋取りました。図の赤い部分のように収納を背中合わせにし、音が伝わりづらいプライバシーを保った空間としました。
◆生活動線
〇廊下がないことのメリットとは!?
こちらは1、2階を上下に並べた図です。
全体的な印象を見ると、廊下はほとんどありません。広い空間を取り、なおかつ快適な空間にするためには回遊動線などの手法を使って空間と空間の動線を短くすることが1つの手法です。
限られた敷地の中で合理性を求める部分は求め、削れる部分は削ることで、より理想の間取りとなるよう突き詰めていきます。
〇10~20年後を見据えた設計
10~20年後を見据えた設計とするには、家族の生活動線が分けられていることがプライバシーも守られ、快適な空間になると考えています。
家族とはいえ、プライバシーは大切です。このプランは子ども部屋と主寝室が上下階、東西ともに分かれています。子どもが大きくなり、生活時間がずれた時などに有効な間取りになっています。
◆まとめ
「間取り」とは組み合わせでしかないのですが、空間と空間をどう繋ぐか、どう切り離すかで快適さが変わります。平面的に物事をとらえるだけではなく、立体的にも空間を把握することでより良い間取りができあがります。
お客様一人一人が大切にしていることはそれぞれです。
雑談を通じてお客様の雰囲気や想いを汲み取り、間取りに反映させていくことで、そのご家族にとっての「最高の間取り」となります。それは、あくまでもそのご家族にとって使いやすい間取りであって、他のご家族にとっては使いづらいこともあります。
あなたにとっての「最高の間取り」を一緒に共有し、作り上げていきませんか?
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