第二十八回 About C4DL コラム「船橋オフィス」

前の事務所から現事務所に移ることになったC4DL。今の姿にリノベーションされるまでには紆余曲折があったようです。事務所兼モデルルームとなる現事務所への道のりに迫ります。

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今、事務所は船橋駅北口から徒歩5分ほどの、天沼公園近くのビル2階にある。それまでの事務所が手狭になったのを機に、物件探しが始まり、どんな雰囲気の室内にするのが良いのかアイデアを持ち寄り、案を出し合ったという。

そして半年、今の物件に出会い、家具メーカーとのコラボはできないかを模索、イケアと一緒にプランニングしていくことに決めた。「打ち合わせスペースを多くとる」ことをいちばんの軸として、レイアウト。

入り口を入り、右手に進むとすぐ目に付くのが、右側にある中2階スペース。階段を数段上がり、その小高い位置には4人が打ち合わせできるテーブルと椅子が並ぶ。入り口を入って左手にも実は2人で打ち合わせができるスペースがある。

中に入ると打ち合わせスペースにデスクの島が4区画。内、当初は1区画仕切って別室にしていたというが、仕切りが不要になり取り外している。

床や壁、照明など、特に奇抜な点も見当たらない、オーソドックスな仕上がりになった。そして仕上がりから約2カ月後、登場したのが建築デザイナー後藤宏樹さん。なんと開口一番「事務所ダサいですね」と言ったという。後藤さんならではの歯に衣着せぬ一刀両断。

それからリノベーションが始まった。そしてここでショールーム「見せるオフィス」の発想が生まれた。打ち合わせスペースのテーブルは重厚感のある後藤デザインに変わり、壁も見せる壁に・・・

「現代的な」という意味の「コンテンポラリー」スタイルや、部屋の一部や壁紙にレンガやレンガ調のものをセットし「レンガ」のイメージが強い街「ブルクリンスタイル」を、またオフィスで一際輝きを放つ緑色のソファが示すように、1940~1960年代のインダストリアルデザイン(産業デザイン)の家具や、広義には建築も含めての「ミッドセンチュリー」などを表現している。

かくしてC4DLのリノベーションは今の姿へと様変わりした。モデルハウス代わりの役割を担いつつ、さらに進化をしていく予定だという。

株式会社フィット 大西でした。

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