第三十三回 About C4DLコラム「お客様とのプラン打ち合わせ」

今週は、先週に引き続き、C4DLで家を建てることを決めたSさんの、初回の打ち合わせについて報告します。土地を決め、どんな家を建てたいのかヒアリングしたデザイナー後藤宏樹さんが、どんなプランを提案したでしょうか???わたしもそのプロジェクト内容には魅せられっぱなしでした。
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 Sさんご夫妻とお子様がC4DLのミーティングスペースに着席。若干緊張した面持ちの旦那さまに、高橋さんが「後藤が丹精込めて作りましたので」と前置きすると、後藤さんが颯爽とやってきて、印刷したての「FOR S My Home Project」と題した、外観を各方位から俯瞰したイメージ図や間取りがわかる平面図などを広げ、そのプロジェクト内容を披露した。「すごい! すごい!」と図面を目にしたご夫婦から感嘆の声が。

高橋さんは、「プランよりその一歩手前の想像図のイメージで見てほしい」と伝える。三角形の土地を最大限に生かした間取りについて、後藤さんがひとつひとつ丁寧に説明していく。

まず後藤さんはスロープのあるウッドデッキありきのプランが頭に浮かんだという。デッキの下スペースには車が入るよう設計。さらにキッチンスペースをメザニンフロア(中ニ階)にすることで、子どもたちがリビングで遊ぶ様子を俯瞰しながら調理できるようにしている。そして段差を活用した収納スペースの提案も。

2階には夫婦の寝室と、子ども部屋を2つ。クローゼットは各部屋に作ってあるので収納的にも十分な間取りになる。

このミーティングで披露された想像図を基に、さらなる要望を聞いて、ある程度固まった段階で業者へ見積依頼をかけて金額をはっきりさせるという。ただし、C4DLとしても長年の経験値からおおよその値段は見える。現段階では予算ぎりぎりではないかと推測できるので、予算を抑えたバージョンも用意していた。

それはウッドデッキをなしにして、バルコニーを狭くしたバージョンだった。建築面積が狭くなるので安くなる。しかしここで注意したいのは、予算的に厳しいので安くできる案にした場合、後からやはりウッドデッキを付けたいなどとなると、建築法規上厳しい面もあるので注意が必要とのこと。その辺りは相談すればきちんと対応してくれる。

Sさんからは、2つの質問があがった。1つはエアコンの設置について。エアコンをつける場合室外機をどこに置けばよいのかなど。もう1つは屋外の水栓について。どちらの質問も、プランの段階で、しかもプランに対して「すごい!」と感嘆していた中、冷静な視点で必要なものの質問ができるSさんにわたし自身驚いた。と同時に、そういう確かな目を持つSさんが信用して家を建てることを依頼するC4DLとは、その価値も改めて確かなものだと感じた。

このプランを基に、Sさん夫妻は次のミーティングまでに、質問と提案をもって後藤さんや高橋さんにいい意味で挑んでくるのではないかと思う。そして、その内容に真摯に向き合い、相談を受けるC4DLの姿も想像できた。

 次回のミーティングでSさんたちがどんな話をしてくるのか、そして後藤さんや高橋さんがどんな対応を見せてくれるのかも楽しみになった。


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 次回は座談会の様子をレポートします。

株式会社フィット 大西でした。

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