第四十二回 About C4DL コラム「IKEAセミナー」

今回は、初開催となるIKEA Tokyo-Bayとのコラボによる「リノベーションセミナー ペットに優しいすまい」のワークショップイベントについて報告したいと思います。

*******************
C4DLの船橋オフィス立ち上げの際に、イケア商品を取り入れたことがきっかけで、2016年にIKEA BUSINESSの導入事例に紹介されたC4DL。その縁でイケアのキッチン正規取扱店となり、今回のワークショップイベントを開催することになったという。

また、C4DLスタッフの山田さんが、習志野市に昨年オープンした「LOVE&ANIMAL ami」と知り合ったことがきっかけで、今回のイベントに同店も一緒に参加することになった。この「LOVE&ANIMAL ami」は動物栄養士による専用カウンセリングやしつけ教室、食事指導などを行っており、動物の専門家が今回のイベントに参加することで、より内容の濃いワークショップとなった。

「ペットに優しいすまいとは?」をテーマとして、前半は動物予防医療普及協会の獣医師らにより住居内に潜む危険な場所や実際のペットの事故例などが紹介された。

後半はC4DLによる「ペットと共存できる家」についてのワークショップ。進行は高橋さんの予定だったが、インフルエンザ罹患のため、急きょ平田さんと後藤さんにより話が進められた。平田さんからペットを取り巻く環境と問題点が説明された後、C4DLが提案や実際に施工した例を後藤さんが紹介した。

ペットが住みやすいプランは下記の通り。
・回遊プラン
ペットの運動不足を解消するため、バリアフリーで各部屋全体をぐるっと一周できるように設計。このプランを実際に導入した施主から、掃除ロボのルンバと犬が一緒にぐるぐるまわって楽しんでいるとの話があったという。

・ペットとテレビ同時プラン
テレビ裏のスペースをペットスペースとして活用。テレビを見ながらペットの動向にも注意がはらえるポジション取りとなっている。
また、テレビを設置しているリビングの床面よりペットスペースの床面を一段下げることで、ペットの毛がリビングに入ってくることを防ぐこともできる。さらに上部と下部に窓を設けることで空気を循環させて、においも解消。

・ドッグランプラン
崖条例や不整形な土地で生じるデッドスペースを、ドッグランとして活用。

・キャットウォークプラン
壁のデッドスペースや和室の鴨居を利用してキャットウォークにし、猫の遊び場を提供。

これらのプランの他にも、コンセントがあるといたずらをするのでコンセントを上部に設置したり、ペットが足を滑らせてケガをしないようにすべりにくい床材を取り入れたり、ペットが壁紙を傷つけても下部だけ張り替えられるように腰壁を使用するなど、建材を工夫して利用することで、施主の要望に沿った提案もしているとの話があった。

今回のワークショップでは、人間にとってはもちろんのこと、ペットにとっても快適な空間を提案していきたいとの思いが伝わってきたと同時に、どんな要望にも柔軟に、かつ予想以上のアイディアを提供してくれるC4DLだとつくづく感じた。

3月2日(土)10時~12時。「リノベーションセミナー ペットに優しいすまい」の第2回目がIKEA Tokyo-Bayで開催予定。

株式会社フィット 十津川でした。

This entry was posted in C4DLコラム. Bookmark the permalink.